マッチポイント(R-12)  アレンとはDo~も合わないんだけんども…。 | 新・伝説のhiropoo映画日記

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映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。

 

2005・米・英・ルクセンブルグ     ★★★☆☆(3.2)

 

 

監督:ウッディ・アレン

 

出演:ジョナサン・リース・マイヤーズ  スカーレット・ヨハンソン  エミリー・モーティマー  マシュー・グード

 

 

アイルランド出身のプロ・テニスプレイヤー、クリス・ウィルトン(マイヤーズ)。

 

 

プロになったのも、1も2もなく金の為であった。  しかし、もはやアガシにはなれない事は分かっている。

プロに見切りをつけて、ロンドンにある特別会員制のテニスクラブのコーチの仕事に着く。

 

コーチになって間もなく、途方も無い資産家の息子・トム(グード)と親密になる。

 

オペラ好きのクリスの事を気に入ったトムは、翌晩に公演されるオペラにクリスを招待する。

一緒にオペラを見たトムの妹・クロエ(モーティマー)はクリスに一目惚れしてしまう。

上流階級に憧れ、野心家でもあるクリスはクロエと付き合い始める。

 

別荘で開かれる、親族が集まるパーティーに招待されたクリス。  そこで、官能的な女性と出会う。

 

アメリカ人で女優の卵の彼女の名前はノラ(ヨハンセン)。  なんと、トムの婚約者であった。

クロエと親密になったクリスは、クロエの父親の会社に就職させて貰えるようになる。

人生のステップアップが出来たクリスは全てが順調に進んでいた。  

しかし、心の中ではノラが気になってしょうがない。  けれど何を言っても彼女とは義理の関係になる運命。

 

家族だけで別荘に遊びに行った時、クロエの父親からクリスを役員に昇進させたいと言われた。

 

ノラは反対にトムの母親から、芽の出ない女優なんか辞めるべきとキツイ言葉を浴びせられる。

ショックを受けたノラは、雨の中飛び出して行く。  それを見たクリスが後を追う。

激しく降り注ぐ雨の中、自然と体を求め合う2人…。

 

 

しかし、そんな事になっても所詮はトムの婚約者だとクロエと結婚するクリス。

 

 

仕事は順調で、夫婦仲も良い。  唯一つ、クロエがやたらと欲しがる子供が何故だか出来ない。

そんな時、トムからノラとは別れて新しい恋人が出来た事を聞かされるクリス。

トムに遠慮する事無くノラに会えるのだ。  喜び勇んで連絡を取るクリスだが、ノラの消息は分からなくなる。

 

暫くして、偶然の再会がクリスに訪れる。  半ば強引にノラを口説き落とすクリス。

 

上流階級の嫁と妖艶な美貌を持つ愛人。  2つの生活を飛び回る様に夢中になるクリスだったのだが…。

次第にそのバランスが崩れ去る日が訪れる。  

子供の欲しい妻には出来ずに、愛人のノラが妊娠してしまう…。  ノラは何が何でも産むと宣言する。

果たして、愛欲と野望の狭間を行き交うクリスの想いは、どっち側のコートに落ちるのであろうか?

その為に取った、クリスの驚愕の結末とは…?

 

 

 

 

《***》

 

 

ミニシアター作品ながら、1週間遅れでシネコンでも上映する事を知って1000円で見て来た。

実は、「グエムル」と「もしも昨日が選べたら」と「マッチポイント」の3本で迷ったのだが

「MI:Ⅲ」で気になっていた、ジョナサン・リース・マイヤーズが主役のこの作品にした。

(ROSEさんが水曜日に見たのよ~ンと言ったからと言う訳では…。ちょっとはある…。爆)

 

でも、チケット買うまで迷っていた。  この作品は監督がウッディ・アレンの為。

 

アレンの作品とは、どうも相性の悪い私。  折角レンタルしても殆ど最後まで見ずに返却してしまう。

しかも、おすぎの批評もメチャメチャ悪かったし。

ニューヨークにこだわり続けたアレンがイギリスに舞台を移した意欲作と言う所にもちょっと惹かれた。

勿論、今最も美しい女優No.1に輝いたヨハンソンの演技も気になったしね。

 

 

ストーリーは、映画にするほどのモノでは全く無い。  火曜サスペンスドラマなみ。

 

 

事件の再現フィルムの方が見所あったかも…、と言う感じ。

その上、アレンの独特な感じも出ていなかったんじゃ?  だから、最後まで見れたけれどもね。

 

この手のお話には、「お前なんかホンマに許せん!!」と映画に真剣に怒ってしまう様な奴でないとねぇ~。

 

例えば「アマロ神父の罪」とかね。  映画なんだけれどガエル君の事がすんごく嫌いになってしまった。

返せば、本気モードで作品に入り込んだっちゅー事でしょう~?

でも、そんなに本気モードで怒る事も全く無く、「ホンマに男って奴はもう~どいつもこいつも!」ぐらい…。

 

ヨハンソンは、珍しく激しい役どころでした。  でも、本当にそそる様な美しさを持っているね~。

 

期待のマイヤーズは、頭がでっかく無い?  何か、全体のバランス悪い人だわ!(そこか?)

時代劇の悪い王子様とか王様とかやって欲しい感じ。  ちょっと、ホアキンにも似ているよね。

 

スタッフその他も英国で纏めたそうだが、結構イギリスっぽく出来上がっていたと思うけれど。

 

何度も言うけど、安っぽい火曜サスペンスであった。  残念~!

 

 

 

 

「グエムル」は、レンタル待ちとさせて頂きます。

 

 

見逃しては、失敗したと嘆いてしまうアダム・サンドラーの「もしも昨日が選べたら」も予告を見る限り

もう一つって感じだったのですが…。  見られた方の感想待ちとしましょうか?

 

明日からは、新作目白押しだしね。

 

10月に見たい作品は、明日に書き出しましょうね。  という事で、サバラジャ!!