かもめ食堂   これってさぁ~…。あのさぁ~。   | 新・伝説のhiropoo映画日記

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映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。

 

2005・邦画     ★★★☆☆(3.7)

 

監督:荻上直子

 

出演:小林聡美 片桐はいり もたいまさこ ヤルッコ・ニエミ タリア・マルクス 

 

 

フィンランドのヘルシンキにかもめ食堂という、小さな飯屋を開店して

一月経つ日本人のサチエ(小林)。

 

 

今だ店には、誰一人来店する気配も無い。

しかし、そんな事にめげないサチエは、食器を何時もピカピカに磨いたり、

ちゃんと食材も仕入れたりしていた。

 

子供の時に母を亡くしたサチエは、家事全般を引き受ける事になったのだが

年に2回だけ、運動会と遠足の時だけは、父親がおにぎりを作ってくれて、

それがとても美味しかった事等から、日本のソウルフードはおにぎりでしょうと、

かもめ食堂のメインフードも梅・鮭・おかかの3種のおにぎりであった。

 

夕方になったら、プールに行き水泳をして自宅に戻り、自分の為に夕食を作ると言う毎日。

合気道を長年やっていて、型の一種であるシッコウをしてからでないと気持ち悪くて眠れない。  

勿論、独身。

 

ある日、かもめ食堂に第一号の客がやって来る。

 

入って来たフィンランド青年は「コンニチワ!」と日本かぶれのトンミ・ケンネル。

ケンネルは、記念すべき第一号の客なので、何時来ても珈琲はタダにした。

ニャロメのTシャツを着たケンネルにシャツの事を話すと「ガッチャマン」の

歌を知っているか?と聞かれた。

 

出だしは唄えるのだが、そこから続かない。  

唄っていると思い出すかと思っていたが、此処まで出ているのに出ないのである。

 

気晴らしに本屋に寄ってみたが、やっぱり駄目。  

 

そこのカフェに日本語の本を読んでいるサチエと同い年ぐらいの女性を見かける。

思い切って、話しかけるサチエ。  

「あの、ガッチャマンの歌最後まで歌えます?」「あぁ、はい」

丁寧に歌詞をノートに書き取ってくれた。  

 

彼女の名前はミドリ(片桐)。

地図に向かって目を瞑り指し示したフィンランドに来たと言う。

ガッチャマンの歌詞を教えてくれたお礼に自宅に招くサチエ。  

自宅で、和食をご馳走する。

 

最初は、観光に出掛けたりしていたミドリだが、かもめ食堂を手伝わせてくれと言い出す。

 

お客はケンネルたった一人なのだが…。

ウィンドゥの前に経つ人達は結構いるのだが、店の中には中々入って来てくれない。

 

ある日、ミドリと暇に任せて作ってみたシナモンロールの焼きたての良い香りに誘われて、

何時も覗いていた3人組のおばさんが入ってくる。

 

そして、日本からTVで見たフィンランドが気に入ってやって来たのだが、

荷物が行方不明のままのマサコ(もたい)もひょんな事から店を手伝う様になる。

 

 

毎日真面目にきっちりやっていれば、何時かはきっとお客も来てくれる。

 

 

サチエの気持ちが叶う日は来るのだろうか?

 

 

 

《***》

 

 

 

予告や新聞記事を見て、見たいと思っていた作品。

エッセイスト・作家の群ようこが映画の為に書き下ろした、小説の映画化。

一時、群ようこのエッセイを読みまくった事もあったので、そこも惹かれたところかなぁ~。

 

監督・脚本は「バーバー吉野」の荻上直子監督。

 

バーバー吉野の時も感じたが、掴みはOKなのだが何かが物足りない感じ。

 

一番感じたのは、これって「ショコラ」をショボクした(ゴメンよ!)純和風版?

と言う表現がピッタリでは…?

 

ショコラもそうであったが、食べ物で心を閉ざした人達の心を解して行くお話なんですけど、

前にも書いたと思うけれどショコラの女店主もあれだけのチョコの材料は、何処に?と

感じたが、幾ら世の中便利になったといえどもフィンランドに日本食材店がある訳でも無し、

店を始めたサチエの純和食の食材調達はどうしているのか?

 

1ヶ月も客無しで、儲けも無いままへっちゃらでいられる資金はどうしたのだろう?と

かおかしな所に疑問点が湧きまくる。(これは、根性の曲がっている私だけだと思います)

 

その上、ショコラは町長が極悪非道の男で、その町長がショコラの美味さに

取り付かれてしまうなんて所も見所だし、店主自体がジプシーと恋をする何て事等

盛り沢山だが、見事に調理されていた。

 

しかし、かもめ食堂に色恋沙汰は全く無い。

ちょっと、行き遅れ気味の独身女が集まってしまう。  

幸せな気分にはなるが、人の気持ちまで変えてしまう魔力は無い様だ。

 

その辺の所が、物語に入りきれずに重箱の隅を突く見方をしてしまったのではないかしら?

 

一番気になるかもめ食堂の店主のサチエの事が何も分からない。

 

日本で育ったようだが、フィンランド語はベラベラ…。

こうなってくると何故フィンランド?ッて事にもなってくるが、その辺は少しばかり

説明していたが、真実なのかどうなのか?

 

 

個性的な日本の女優3人が出ているだけで、面白くないはずが無い。

 

 

しかも、ロケーションは抜群。  

ALLフィンランドロケと言いながらも殆どが、かもめ食堂内のシーン。

半年前ぐらいにTVでフィンランドの色々を見た。  

サーモンとトナカイの肉とサウナが有名、これは映画の中でもやっていたが、

少し前異常に人気だったのが「オーロラ」。

この辺もちょっぴり見せてくれれば、フィンランドも堪能できたのにネェ~。



もう、既に公開から3回目のレディースデイなので、ちょっぴり落ち着いているかと思いきや、

今週は朝から2回しかやらないのもあってか、2回とも立ち見満席状態。

まだまだ、人気のようで御座います。

 

外人は、おにぎりの海苔が気味悪いそうで、真っ黒食べ物は嫌らしい。(特にアメリカ)

 

ランチボックスにおにぎりを入れて学校に行ったら、自分の周りだけ人が

いなくなったと言うのも聞いた事があった。

 

おにぎりの効力はイカニ?その後、次の映画まで私はコンビにおにぎりを食べたけれどね!

 

やっぱり、あっさりしすぎかな。  

彼女達に何も無さ過ぎ。もうちょっと色々あって欲しかったよね!

 

 

 

 

《+++》

 

 

 

昨日の様な嵐の様なお天気ではなかったけれど、シットリ雨も降っていました。

ちょっと元気になる様なCDをチョイスして、天敵の道を通る映画館へ。

 

かもめ食堂は9:50~と10:15~の2回だけの上映。(何故か今週のみ)

実は昨日のDVDがちょこっと残っているのを見てしまいたかったけれど、

「えい!」と途中で切って8:30過ぎに家を出て、映画館に付いたら9:30前。

でも、9:50のは残席残り僅か、2本目の映画が同じ所で12:50~だから、

少し余裕の方の10:15~の方をチョイス。

それでも、36番目でした。  

そのまま、一階下の映画館にチケットを押さえに行くとシャッターが下りていた。

9:45にシャッターが開いて、余裕の1番でチケットゲット!

 

まぁ、終りそうなのから昨日書いた作品を潰していこうと考えています。

 

もし行けたらナルニアのリベンジもしたいと思っているのだが…。

ちょっと、問題は「リバティーン」を1000円で行くか1800円で行くか…。

1800円の価値有りますかいなぁ~、駒吉ハン?どないでっしゃろ!

 

明日も今週までの作品を2本続けて行って来るかな。

 

出たついでに見ないと、交通費も馬鹿にならないのでね。

今日は、全く寝ませんでした。やっぱり作品のせいなのかなぁ~?体調やろうネェ~!