小林正観さんの心に響く言葉より…

 

 

 

私たちの人生には、たくさんの選択肢があるように思っても、「これしか選べない」という状況や“流れ”があります。

 

生き方、仕事、方向、すべて私は、そういう“流れ”を感じたときは、宇宙からの示唆だと思い、それに対しては抵抗しません。

 

流れを受け入れるようにしてきました。

 

 

宇宙からの示唆を素直に受け入れて、自分の好き嫌いなどという感情や価値判断は二の次にする、これが私の言う「謙虚さ」です。

 

世間の目を気にしたり、人にどう評価されているか、どう思われているかで判断したりするのではなく、偶然的なことが複数(二つ以上)重なったら、きっとそこには何か宇宙的な意志があるに違いないと思って、それに従う。

 

流れに乗り、そのままイカダで下っていく、そういう意味での〈謙虚さ〉なのです。

 

 

「こうしてみたら」という宇宙的示唆を感じたら、すべてをそれにゆだねてみてはどうでしょう。

 

実は“ゆだねる”とは言っても、それが示してくれる環境は、すべて自分が生まれる前に設定し、用意してきたものですから、自分にとって悪いようにはなっていません。

 

人生について、何かを考えて生きる必要がない。

 

安心して、ただ流れを受け入れていけばいい、というのが私の結論です。

 

 

人に優しく、自分に甘く 楽しい人生を生きる宇宙法則 (知的生きかた文庫)

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この「流れを受け入れる」という感覚は、人生の後半生になるとだんだんとわかってくる。

 

前半生では、「流れ」に逆らっても、自分の意思を押し通し、目標や夢に向かって突き進む、という感じの人が大多数だからだ。

 

というよりも、「目標」や「夢」を実現するために必死の努力をする人が偉いのだ、と学校でも、ほとんどの親も、会社でもそう教えている。

 

 

特に、スポーツの世界ではそれが顕著だ。

 

オリンピックの金メダルを取るための、超人的な努力がもてはやされる。

 

 

しかし、大多数の一般人、凡人はそうはいかない。

 

何万人の中から選ばれたアスリートや、芸術家、起業家、タレント、リーダーはむしろ特殊事例だ。

 

 

夢を見るなとか、そんな大きな目標は絶対に無理だ、と言っているのではない。

 

ただ、夢や目標を持たずに、流れを受け入れて生きるという生き方もある、ということは知っておいたほうがいい。

 

特に後半生は、流れを受け入れて生きていると、まったく考えもしなかった方向に流され、面白い人生になっていくのがわかる。

 

 

二つか三つの同じようなメッセージがきたら、それが流れ。

 

色々なタイプの人と会ったり、たくさんの本を読んだり、コミュニティに出かけたりして、とにかく動いているとメッセージは来やすい。

 

それが、よき偶然が、よき偶然を呼ぶ生き方。

 

 

「流れを受け入れる」生き方も素敵だ。

 

 

 

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