精神科医、樺沢紫苑氏の心に響く言葉より…

 

 

 

少子高齢化が進む日本。

 

1人暮らしの高齢者は増える一方です。

 

また、晩婚化が進んだせいで、ほかの世代でも単身世帯の割合は36% (2020年)。

 

3世帯に1つが単身世帯です。

 

 

この割合はこれから増加し、2040年には単独世帯の割合は約40%となるといいます。 

 

晩婚化や未婚率の増加によって、独身者が増えています。 

 

2020年の生涯未婚率は、男性が25.7%、女性が16.4%

 

つまり、男性の4人に1人、女性の6人に1人が、生涯独身なのです。 

 

 

「単身世帯」 「1人暮らし」 が今後も増えることで間違いないのは、「孤独」が深刻な社会問題になることです。 

 

ハーバード大学の研究によると、 社会的に孤立している人は、社会的なネットワークを多く持つ人と比べると、 男性で2.3倍、女性で2.8倍も死亡率が高いという結果が出ています。 

 

また、米ブリガムヤング大学の148の研究、30万人以上のデータを対象とした分析によると、「社会的なつながりを持つ人は、持たない人に比べて、早期死亡リスクが50%低下する」という結果となっています。 

 

死亡率でいうと、「孤独」は「喫煙(1日15本)」に匹敵。 

 

「過度の飲酒」(アルコール依存症)の2倍、「運動不足」と「肥満」の3倍健康に悪いと言えます。 

 

 

また、孤独な人は、そうでない人と比べて、アルツハイマー病のリスクが2.1倍、うつ病が2.7倍、 自殺念慮(ねんりょ)が3.9倍と、メンタルに対して甚大な悪影響を及ぼします。 

 

孤独は、単に「寂しい」 「精神的につらい」というだけではなく、身体疾患、メンタル疾患の発症率を高め、死亡率も高める。

 

つまり、極めて健康に悪いのです。 

 

 

では、孤独に対して、どのように対処していくのか? 

 

あるいは、孤独をどのように予防していくのか、その方法は、「コミュニティ」以外にないと思います。 

 

昭和の時代であれば、「ご近所付き合い」、つまり地域コミュニティによる支えがありました。

 

あるいは、兄弟が多い大家族が主流の時代、親戚も多く、「親戚付き合い」という支えもあったでしょう。 

 

それが、核家族化が進行し、都市部においては、「ご近所付き合い」も「親戚付き合い」もほとんどなくなっています。

 

もしあっても、昔のように親密なものではなく、干渉し合わないドライな関係だと思います。 

 

 

友達を作ろう! 友人ともっと交流しよう! と言うと 「親しい友達は、ほとんどいません」 「友達付き合いがしんどい」「友達を作りたくてもできない」といった反論が返ってきます。 

 

親しい友達が何人もいる。 

 

そうした人たちと、温かいコミュニケーションができれば、それは当然 「孤独」に対する最高の対処法ですが、それができない人が多いのです。 

 

では、どうするのか? 

 

個人的につながることが難しいなら、何某かのコミュニティに所属し、 人とつながる以外にありません。

 

 

コミュニティといっても、さまざまなものがあります。 

 

「地域コミュニティ」や「親戚付き合い」は、ほとんどの人にとっては「面倒」 なものでしょう。 

 

そうすると、「遊び」のコミュニティ、 つまり、趣味サークル、同好会、スポーツの仲間などが解決法になりえます。

 

 

 

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サードプレイスというコミュニティがある。

 

サードプレイスとは、第一の場(ファーストプレイス)は家庭、第二の場(セカンドプレイス)は職場や学校で、第一の場や、第二の場に属さない、第三の場(サードプレイス)のこと。

 

第三の場とは、居心地がよく、まったりとした時間を過ごせる場所のことを言う。

 

 

アメリカの社会学者レイ・オルデンバーグは、その著書「ザ・グレート・グッド・プレイス」の中で、サードプレイスが、現代社会において、コミュニティの核(アンカー)となる「とびきり居心地のいい場所」で、創造的な交流が生まれる場所であると述べている。

 

そして、オルデンバーグは、ヨーロッパではパブやカフェが、飲食目的のみではなく人々が自由に交流する場として重要な役割を果たしていることに着目した。

 

 

そこでの特徴は

 

 

●無料または安い

 

●食事や飲料が提供されている

 

●アクセスがしやすい、歩いていけるような場所

 

●習慣的に集まってくる

 

●フレンドリーで心地よい(機嫌がよくなる場所)

 

●古い友人も新しい友人も見つかるようなところ(あらゆる年齢、階層の人が集まりやすい)

 

(以上、Wikipediaより)

 

 

サードプレイスがあることで、ストレスや精神的不安が軽減したり、生活に潤いがでる。

 

また、共通の関心を持つ仲間がいることで、孤独感や疎外感を覚えにくくなる。

 

そして、新しい価値観や人とのつながりを得ることができ、同時に、市民活動が活発になり、文化や心の豊かさが生まれる。

 

自分らしくいられるサードプレイスは、人々の健康と市民生活にとって重要な場所だ。

 

(IDEAS FOR GOOD)より

 

 

 

「少子高齢化」「晩婚化」「単身世帯増加」、そして「つながりの必要性」・・・

 

温かなコミュニケーションを増やすため・・・

 

これからますますサードプレイス(コミュニティ)が必要となってくる。

 

 

 

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