落合陽一氏の心に響く言葉より…

 

 

 

今後、科学技術がますます発展することによって、人間中心論にとらわれずあらゆるものを計算過程として捉える時代が到来すると考えています。

 

そして、この世界および研究領域のことを、僕は「デジタルネイチャー」と呼んでいます。

 

 

従来のコンピュータと言えば、何かを計算する道具でした。

 

そんなコンピュータが生活の中に当たり前のように存在することで、世界中のあらゆるものをコンピュータとして扱う視点、すなわち「すべてのものは計算である」という価値観が生まれてくるはずです。

 

 

生物が生まれ、次の世代を生み死ぬ。

 

波が立ち、風が吹き、音がする。

 

有機物も無機物も計算しており、その観点で言えば、人間も動物も自然も宇宙現象も、すべてはコンピュータと同じく「計算装置」と捉えられると思います。

 

「計算装置」というと、違和感を覚える人もいるかもしれませんが、生物情報やコンピュータを扱う科学者たちは、すでに「森羅万象を計算として捉えることができる」ということをベースに研究しています。

 

つまり、森羅万象は計算機や計算の一要素であり、計算機でもあると捉えられて学術的な探究が行われてきました。

 

 

万物を計算で捉えるという考え方は、さまざまな分野に応用されています。

 

たとえば、宇宙観測にしても、以前は大きな光学望遠鏡を作って、遠い宇宙を観測しようという動きがありました。

 

しかし、いまはコンピュータでたくさんの望遠鏡のデータをつなぎ、観測したデータを計算しなおすことで、地球サイズの巨大な望遠鏡として観測できるようになっています。

 

 

このように、世の中にある大半の物理現象は、計算によって解明していくというのが基本的な考え方になっています。

 

科学の常識の変化とともに、人間の価値観が変化していくのは間違いないでしょう。

 

 

落合陽一責任編集 生成AIが変える未来 ー加速するデジタルネイチャー革命ー (扶桑社ムック)

落合陽一責任編集 生成AIが変える未来 ー加速するデジタルネイチャー革命ー (扶桑社ムック)

 

 

 

 

 

落合陽一氏は「生成AI」についてこう語る。

 

 

『「AIを使う、使わない」という議論は、もはやナンセンスです。なぜなら、AIはツールのひとつだからです。

 

「紙を切るのに、手を切る恐れがあるからはさみを使わない」「海外に住んでいる人と連絡を取りたいけれども、メールは怖いから使わない」という人がいたら、どう思いますか?

 

「生成AI」を「はさみ」や「メール」などに置き換えると、この議論に対する違和感がよくわかると思います。

 

コピー機があるとマンガ本の著作権は破壊されますか?

 

時代時代で人は新しい手を考えますし、議論を進める価値観を常に持ちたいですね。

 

どうしてもAIを使いこなせる人と使いこなせない人の二極化が進むことは避けられません。

 

世の中の99%の人たちは「一体何が起こっているのだろうか」と取り残された状態になってしまうと考えます。

 

そうならないためにも、chatGPTをはじめ、世の中の生成AIはかなり使いやすい状態になっているので、ぜひ色々使ってみてほしいです。』

 

 

そして、落合氏は…

 

『今、生成AIの進化のスピードはますます速まっています。

 

1週間に1回くらいは大きな技術革新が起こっています。

 

人類史上、これほどの高頻度で知的な革新が起こることはありませんでした。

 

今後もこのスピードは加速していくから、これまで週に1回起きていた革命的な出来事が、3日に1回から1日1回、次第に1秒に1回起こるようなっていくかもしれません。』

 

 

『現在のAIは、それぞれの特性や機能が大きく差別化されているため、ユーザーの用途によって使い分けられています。 

 

僕の場合も、検索するなら Perplexity(パープレキシティ)、サーベイをまとめるときは Copilot(コパイロット)、プログラムを書く ときは Claude(クロード)を使います。 

 

そして、これら を使ってもうまくいかないものは ChatGPT のAPIでコードを書きます。 

 

さらに、音楽をつくるときは、Splice(スプライス)や Suno(スノ)といったAIアプリを利用しますし、 画像生成で写実的な絵をつくりたいときは Midjourney(ミッドジャーニー)、リアルタイムに画像をつくり たいときはStability(スタビリティ)の SDXL の LCMや SDXL Turbo(ターボ)などを選びます。 

 

また、 動画 をつくるときは Runway ML(ランウェイ) や Animate- Diff(アニメイト ディフ), Kaiber(カイバー)などのAIを作風に合わせて使 い分けます。

 

このように現代ではタスクに応じて、ユーザーがものすごく膨大な量のAIを使い分けなければいけません。

 

しかも、AIは日々めまぐるしく進化していくので、情報のアップデートも必要になってきます。

 

しかし、あらゆるタスクをすべて一元管理してくれ、そのタスクに合わせた最適なAIを提案してくれる「デジタル・エージェント」の登場によりこの問題は解決するでしょう。』

 

 

秒速で変わっていくAI。

 

我々もこの変化に乗り遅れないため…

 

爆速で学びを深めていける人でありたい。

 

 

 

落合陽一責任編集 生成AIが変える未来 ー加速するデジタルネイチャー革命ー (扶桑社ムック)

 

 

 

 

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