藤尾秀昭氏の心に響く言葉より…

 

 

 

太古から今日(こんにち)まで、生命は一貫して二つの原理によって存在している、という。

 

一つは代謝であり、もう一つはコミュニケーションである。

 

 

代謝によってエネルギーをつくる。 

 

コミュニケーションによって新しい生命を生み出す。

 

この二つの原理によらなければ、あらゆる生命は存在し得ない。 

 

 

この生命を生命たらしめている二つの原理は、人間の幸福の原理と対をなすように思われる。 

 

即ち、あらゆる面で代謝(出と入)をよくすること。

 

そして物を含めた他者とのコミュニケーションをよくすること。

 

 

そこに人間の幸福感は生まれるのだ。 

 

聖賢の教えは、極論すれば、この二つを円滑にするための心得を説いたもの、とも言える。 

 

 

 

脳の専門医、林成之(なりゆき)氏は、どんな人の脳も三つの本能を持っている、という。 

 

一は「生きたい」

 

二は「知りたい」 

 

三は「仲間になりたい」 

 

という本能である。 

 

 

この脳の本能から導き出せる「脳が求める生き方」は一つである。 

 

「世の中に貢献しつつ安定して生きたい」 ということである。

 

脳の本能を満たして具現するこの生き方は、そのまま人が幸福に生きる道と重なり合う。

 

そこに大いなる宇宙意志をみる思いがする。 

 

遠くから来た私たちは、宇宙意志のもとに、幸福を求めて遠くまで歩み続けているのかもしれない。 

 

 

最後に、四十年ハガキ道を伝道してきた坂田道信(みちのぶ)さんの言葉を紹介する。

 

 「どんな人と一緒になっても、どんなことに出くわしてもつぶされない人格をつくり、幸せに楽しくいられるような人になりたい」 

 

大人の幸福論を説いて、これ以上の言葉はない。

 

 

小さな修養論』致知出版社

小さな修養論

 

 

 

 

 

 

代謝によってエネルギーをつくり、コミュニケーションによって新しい生命を生み出す。 

 

生命は一貫してこの二つの原理によって生存しているという。

 

 

これは、いいかえれば、イタリア人をあらわす有名な言葉、「マンジャーレ(食べて)、カンターレ(歌って)、アモーレ(恋をして)」ということになる。

 

あれこれくよくよ悩まずに、食べて、歌って、恋をして、毎日、人生を楽しく過ごそうよ、と。

 

 

人付き合いの中で最も大事なのが、コミュニケーション。

 

コミュニケーションで、もっとも大切なのが「傾聴」の姿勢。

 

それは、自分ばかりがしゃべるのではなく、人の話をじっくりと聞くこと。

 

 

 

そして、その基本ベースとなるのが、「生きたい」「知りたい」 「仲間になりたい」という欲求。

 

「生きたい」とは、マズローの5段階の中の、最も原始的な「生存欲求」だ。

 

そして、「知りたい」とは、知的好奇心のこと。

 

最後の「仲間になりたい」とは、現代でいうなら、どこかのコミュニティ(サードプレイス)に入ろう、ということ。

 

それは、ファーストプレイス(第一の場所/自宅)や、セカンドプレイス(第二の場所/会社や学校)でもない、サードプレイス(第三の場所/ほっとできる場所)のことだ。

 

 

「生きたい」「知りたい」 「仲間になりたい」という三つの本能。

 

いくつになっても子供のような好奇心を失わず、様々なコミュニティに所属する人でありたい。

 

 

 

小さな修養論

 

 

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