黒川伊保子(いほこ)氏の心に響く言葉より…
以前、新聞のコラムに、「企業や役所は、不祥事の謝罪に漢語(
たとえば、「この結果は認識外でした。遺憾の極みであり、
前者は、ひたすら畏れ入る感じが伝わり、
私自身は、職務に徹し、
自分のことのように、はだかの心で悲しんでみなさいよ、と。
大和ことばは、この国固有のことばで、
いのち、こころ、ありがとう、そら、くに、のぞみ・・・・・・
これを音読みのことばに置き換えてみると、生命、精神、感謝、
スケール感のあることばたちだが、なんだか素っ気ない。
どうにも、他人事 のような感じなのだ。
「感謝します」だなんて、本当に嬉しいの?
また、工場をコウバと読めば、気心知れた仲間で働くところを、
そう、私たち日本人は、漢語にグローバルな社会性を、
そして、それは、慣習のせいだけとも言いきれないのだ。
漢語は、口腔(こうこう)をあまり高く上げず、
漢語に多い、サ行音・カ行音・タ行音・濁音と長音、撥音(
口腔を低く使うので、手の内を見せない感じがする。
息を強く擦りだすので、毅然 とした感じを作りだすし、
だから、パブリックな場には漢語が似合う。
実はこれ、ドイツ語や英語に多く見られる音韻傾向でもある。
一方、大和ことばは、拍(はく/カナ一文字)ごとの母音(
母音は、 口腔の形で音の区別をつけるので、口を良く開けることになる。
身体の内部(口腔) をさらけ出すので、心のうちまで見せた感じがして、
こちらの音韻(おんいん)傾向は、
日本語は、不思議なことばで、
その証拠に、思いつくほぼすべての文章表現を、
かつて甲子園を沸かせた徳島池田高校の名監督・蔦文也(
私たち日本人は、こうして、
日本語の素晴らしさはここに極まれり、と、私は思う。
ところで、「愛(あい)」は音読みだって知っていましたか?
だから日本男子は、「愛してる」なんて他人事のようで、
高橋こうじ氏は著書「日本の大和言葉を美しく話す/東邦出版」
『大和言葉とは、
また、その伝統の上に生まれた言葉です。
「山(やま)」「川(かわ)」「夢(ゆめ)」「ふるさと」、
漢語は中国語から取り入れた言葉で、「山地(さんち)」「河川(
訓読みが大和言葉です。
また、大和言葉を使うと言葉に奥行きが増します。
たとえば、「チョー素敵だった」と言うなら、「
「感激した」と言うなら、「いたく感激した」と。』
「試合前に子どもたちを激励するときは漢語を使い、
心に沁(し)みる「大和ことば」を折に触(ふ)れて使いたい。
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