藤尾秀昭氏の心に響く言葉より…

 

 

 

《万事入精(にゅうせい)》

 

 

万事に丹精(たんせい)を込めていく。

 

あらゆることに誠心誠意を尽くしていく。

 

万事をなす所以(ゆえん)を一語に凝縮した宝玉(ほうぎょく)のような言葉である。

 

 

勤勉性は万事入精と同義である。

 

何事も疎(おろそ)かにせず、懸命に取り組む。

 

一億国民の勤勉性、即ち万事入精の精神が日本の驚異的な戦後の復興の基であったことを私たちは肝に銘じたい。

 

 

安岡正篤師に「傳家寶(でんかほう)」と題する一文がある。

 

 

事の前に在りては怠惰

 

事に当たっては粗忽(そこつ)

 

事の後に於(お)いては安逸(あんいつ)

 

是(こ)れ百事成らざる所以(ゆえん)なり

 

 

大事なことがあるのに準備もしないで怠けている。

 

実行の場面ではいい加減で軽率。

 

終わったら何の反省もせず、ああやれやれと気を緩めてしまう。

 

こんなことをくり返していては何事も成功しない、という戒めである。

 

 

この教えを噛(か)みしめたい。

 

事の前にあっては準備万端、事に当たっては全心全力、事の後は必ず反省・検証する。

 

私たちはこの姿勢を忘れてはなるまい。

 

 

小さな修養論2』致知出版社

小さな修養論2

 

 

 

 

 

森信三師の言葉に次のようなものがある。

 

 

《「下学して上達す」― 下学とは日常の雑事を尽くすの意。


それゆえ日常の雑事雑用を軽んじては、真の哲学や宗教の世界には入りえないというほどの意味。》

 

 

《人間はおっくうがる心を刻々に切り捨てねばならぬ。


そして齢をとるほどそれが凄まじくならねばなるまい。》

 

 

目の前の一つ事に命を込める。

 

それが雑事であろうと何であろうと、与えられた一事に懸命に取り組む姿にひとは感動する。

 

倦(う)まず弛(たゆ)まず、コツコツコツコツと。

 

 

どんな小さな仕事でも、バカにせず、軽んぜず、自分の持てる力の限り頑張る。

 

そんな姿を人は見ている。

 

 

「万事入精(にゅうせい)」

 

万事に丹精を込めて生きてゆきたい。

 

 

 

小さな修養論2

 

 

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