田口佳史(よしふみ)氏の心に響く言葉より…
《上兵(じょうへい)は謀(ぼう)を伐(う)つ。》(孫子)
戦う前にまずたしかめるべきは、
そのうえで「ある」
「天下の難事(なんじ)は必ず易きより起こり、
これは老子の言葉。
天下の難事・大事といえども、
戦いも同じ。
ある日突然、「さぁ、戦争だっ!」
ですから、
たとえば、
私なら、
そのときは丸腰で行くのがポイント。
前にも言いましたね。
そうしていろんな話を聞きだしながら、「戦意あり」
加えて、
それで相手のこちらに対する印象は大分変わります。
さらに、この戦いが「労多くして益少なし」
こんなふうに、相手に早い段階で「こいつと戦っても勝てないな」
それが孫子の言う「謀を伐つ」ということ。
これができれば、
《戦う前に相手の戦闘心をくじく》
『超訳 孫子の兵法「最後に勝つ人」の絶対ルール (知的生きかた文庫 た 66-1)』
「謀略」とか、「はかりごと」、「たくらみ」というと、日本では、あまり印象がよくない。
相手を陥(おとしい)れるという、卑怯(ひきょう)で悪い人間のように思われるからだ。
だから、「だました方が悪い」という結論になる。
確かに、だます方が悪いのに決まっている。
しかし、これが、こと生死にかかわることなら、そうも言っていられない。
だまされたら死んでしまうからだ。
特に戦争を回避するためなら、あらゆる権謀術数は駆使されてしかるべきだ。
世の中のことは、すべてが正しいことや正論で解決できるわけではない。
悪のパワーには、それ以上のパワーをもって臨まないと負けてしまう。
戦いをなくすために、「相手の戦意をなくしてしまうこと」…
ときには、「謀(ぼう)を伐(う)つ」ことも大事だ。
超訳 孫子の兵法「最後に勝つ人」の絶対ルール (知的生きかた文庫 た 66-1)
■メルマガの登録と解除はこちらから
■「人の心に灯をともす」のfacebookページです♪
http://www.facebook.com/
■【人の心に灯をともす】のブログはこちら
■Twitterはこちらから