安田正(ただし)氏の心に響く言葉より…

 

 

「感情ヒューリスティック」という言葉があります。

 

聞き慣れない言葉だと思いますが、これは「好きか嫌いか、もしくは、感情反応が強いか弱いかによって判断を下してしまうこと」であり、心理学者のポール・スロビックによって、2002年に提唱された理論です。

 

 

たとえば、私は晴れている日はそれだけで気分が晴々として前向きになりますが、雨の日はウツウツとしてやる気も下がります。

 

つまりちょっとした変化によって「感情バイアス」がかかるのです。

 

それは同様に、他人からアドバイスをもらったとき、肯定的にとらえることができるか否定的かで、受け入れるかどうかが決まってくるということでもあります。 

 

 

私の経験を振り返っても、人からもらったアドバイスや他人との関わりを受け入れられるか否かは、まず自分自身がどんな心理的状態であるかが大きく影響しています。 

 

強運になるには、自分一人の努力だけでは何ともできないことがあります。

 

他人との出会いによって助けられ、引き上げてもらわなければならない場面が必ずあります。 

 

そんなときでさえ、自分の心理状態によって、他人からの救いの手をピシャッとさえぎってしまうことがあるのです。 

 

 

人には、自分では考えてもみなかったことを他人から教えてもらうのを受け入れられない、素直になれないという側面がどうしてもあります。 

 

また、タイミングも影響します。 

 

自分の心理状態で他人の意見を聞けたり、聞けなかったりするものです。 

 

 

しかし、聞けない、受け入れられないという心理状態では、そこで強運がストップします。

 

つまり、感情ヒューリスティックとは、自分の人生の選択に大きな影響を与えてしまうのです。 

 

対処法としては、まず自分にも感情ヒューリスティックがあることを知り、自分が今、どんな心理状態でいるかに気を配ること。 

 

 

もし、気分が落ち込んでいたり、ネガティブなほうに振れていると気づいたら、自分で自分のご機嫌をとるのです。

 

特に、仕事で「ここぞ」という場面に向かうときは、その前に自分をご機嫌にしておきます。 

 

そして、気持ちが落ち込んでいるときに、「決断」「判断」など大きな決めごとをしてはいけません。

 

ネガティブな感情に引っ張られ、判断を誤ってしまうことが往々にしてあるからです。

 

 

「笑う門には福来る」ではないですが、強運になるためには、ポジティブな心理状態でがんばることが大事です。

 

 

超一流の強運力』ポプラ社

超一流の強運力

 

 

 

 

 

「感情ヒューリスティック」とは、「好き・嫌い」ですべての物事を決めてしまう心理状態をいう。

 

合理性や論理的思考より、感情の方が優先するということ。

 

どんなに正しいことを言われたとしても、「嫌い」ならそれを受け入れられないからだ。

 

 

部下や友人にアドバイスするときも同じで、その人が不機嫌なときにアドバイスしたら絶対に受け入れてくれない。

 

アドバイスは、相手が機嫌がいい時にするのが鉄則だ。

 

 

また、人の意見や提案などを受け入れるには、自分に心の余裕がないと拒否してしまうことが多い。

 

心の余裕があるとは、機嫌がいいことだ。

 

 

幸運は人が運んでくれるもの。

 

いつなんどき、幸運という、人のアドバイスや情報が入ってくるかわからない。

 

だからこそ、大事なのは、いつも自分の機嫌をよくすることを考えること。

 

それが「オープンマインド」でいること。

 

 

「感情ヒューリスティック」という言葉を胸に刻みたい。

 

 

 

超一流の強運力

 

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