山崎拓巳(たくみ)氏の心に響く言葉より…
人間関係をひと口に言うと、「貸し借り」だ。
言い換えれば、「させていただいたこと」と「
人と人との仲は、この二つのやり取りで、
だから、「この人と親しくなりたいな」と思う相手がいたら、
何をすれば喜んでもらえるかわからない場合は、
それによって、ラリーを始めるのだ。
お願い上手は、出会い上手な人だ。
ちょっとしたスキマ時間でできそうなことを頼むのがコツ。
「いまのお話に出てきた動画のURL、
借りをつくることを極端に嫌う人がいる。
しかし、「借り」は「負け」じゃない。
借りをつくれば、それを返す機会が自然にできる。
その機会を通じて親しくなれるかもしれない。
借りができるのって、本当にラッキーなのだ。
「あの動画、すごく面白かったです! お礼といっちゃなんですが、これ出張のお土産です。どうぞ」
「えっ、そんなお気遣いなく。でもありがとう。そうだ、
次に会ったとき、こんな会話を交わせたら万々歳。
ご縁の歯車がどんどん噛み合って回り出す。
まるでお風呂の中で、体で波を起こすように。
はじめはちゃっぷん、ちゃっぷん。さらにちゃっぷん、
波に合わせて体をスイング。
無理せず、波に合わせて。
少しずつ、少しずつ、大きな波にしていこう。
《貸し借りは、ご縁を深めるまたとないチャンス》
普段、借りたら返す、という習慣のない人が、この「
借りっぱなしという不義理をどんどん広げてしまうからだ。
「借りたら返す」という行為は、モノだけを指すのではない。
たとえば、
あるいは、懇親会などで誰かを紹介してもらったら、
食事をご馳走してもらっても同じ。
些細なことであっても、相手はそのことを覚えている。
律儀な人か、そうでないかはそこで判断される。
その上級技として、わざと「借りをつくる」方法がある。
ちいさな「借り」を覚えていて、返してくれる人は気持ちがいい。
多くの人がそれをしない中、その行為は際立つ。
「貸し借りは、ご縁を深めるまたとないチャンス」
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