アインシュタインの心に響く言葉より…
《私の成功の秘訣が一つだけあるとすれば、 ずっと子供の心のままでいたことです。》
(アルベルト・アインシュタイン)
アインシュタインはバイオリンを弾くことを趣味としていて、よく研究室で息抜きに弾いていたというのは有名な話です。
彼がバイオリンを習い始めたのは幼少のころでしたが、バイオリンの先生がお手本となる曲を弾くと、「すごいなあ」「さすがだなあ」という言葉をよく連発したといいます。
そして、それを目の当たりにした先生は、次第にこう思うようになったらしいのです。
「この子はいずれ大成するに違いない」
何が言いたいかというと、「すごいなあ」「さすがだなあ」という子供がよく口にする言葉は、感動、感激する心にほかならず、それだけ感受性が豊かな証拠であるということだからです。
仕事でも趣味でも、感受性を大切にしながら取り組めば、向上心や探究心が養われ、 必然的に前向きに生きられるようになるのです。
実際、その通りで、人間は大人になっても、子供のように何かに感動、感激すれば、 新鮮なショックが得られるため、気持ちがワクワクしてきます。
「自分もああなりたい」「あの人みたいになりたい」という思いが芽生えます。
すると、モチベーションが高まり、意欲も倍増します。
創意工夫をこらすことも苦ではなくなります。
つまり、自分では気がつかないうちに、前向きに考え、前向きに行動できるようになり、望んだ成果を手にすることができるようになるのです。
(文・植西聰・あきら)
《感受性が豊かな人間になろう》
「すなほなる をさな心を いつとなく 忘れはつるが 惜しくもあるかな」
明治天皇の御製だ。
大人になると、素直な心を失ってしまいがちだ。
素直な心は、幼心(おさなごころ)でもある。
子どもの頃は、好奇心があり、何も見ても「ハッと驚く」感性を持っている。
そして、毎日をワクワクドキドキして過ごす。
「感動すること」
「ハッと驚くこと」
「 好奇心をもつこと」
「ワクワクすること」
いくつになっても、子供の心を失わない人でありたい。
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