弁護士、高井伸夫氏の心に響く言葉より…
「あなたが今いちばん親しくしている方やお世話になっている方(
このようにCさん、Dさん......と縁を辿(たど)
それを思うと、縁ほど不思議で、ありがたいものはありません。
ここで忘れてならないことがあります。
おそらくAさんに対しては、誰もが大切にされていると思います。
しかし、縁をつ ないでくれたBさんに感謝していることを、
このようなことに意識を持って気を使っているあなたに、
新たな縁が生まれる下地をつくっているとも言えます。
また、「せっかく知り合った今日のご縁を、
つまり、この意識が「相手が喜ぶことは何か」を考える習慣をつくることになります。
「小才は縁に出合って縁に気づかず、
これは、徳川将軍家の剣術指南役に留まらず、幕閣(ばっかく)
才能豊かな人は、わずかな触れ合いでも縁に気づき、
身近に生じた縁がどこでどうつながって、
『一流の人は小さな「ご縁」を大切にしている』かんき出版
「縁尋機妙(えんじんきみょう)多逢聖因(たほうしょういん)」(宝苑珠林より)
という、安岡正篤師が紹介した言葉がある。
「縁尋機妙」とは、良い縁は次から次へと良い縁を結んでくれる。
縁とは誠に不思議なもの、計らざるものだ。
「多逢聖因」とは、結果には必ず原因がある。
いい人との出逢い、いい書物との出会い、いい師との出会い、気のいい場所との出会い…
それら全てが良い結果を創り出す。
初めて会ったのに、なぜか昔から知っているような不思議な感じがする出会いもある。
まさに、「縁尋機妙」だ。
悪い人と会っていれば、悪い人たちとの縁ができてしまう。
いい人と会っていれば、いい人たちと縁が結ばれる。
「縁」に大きいも、小さいもない。
後から考えると、ほんの小さなできごとが、自分の仕事や結婚を決めるための大きなきっかけだった、などということがある。
だから、目の前に起こるすべてのことは、重要なご縁とつながっているということ。
今、目の前の人を大事にすること…
大事なご縁に気づくことのできる人でありたい。
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