心理学者、内藤誼人(よしひと)氏の心に響く言葉より…

 

 

 

ノース・ジョージア大学のステファン・スミスは、55名の大学生に自信を測定するテストを受けてもらってから、「主題統覚検査」(TAT)という心理テストから抜き出した、ものすごく曖昧な図版を見せて、それを見ながら、好きなようにストーリーを考えてもらいました。

 

図版には、小さな部屋の窓から外を見つめる男性の絵が描かれているのですが、この絵から思いつくストーリーを、5分間、自由に書いてもらったのです。 

 

 

参加者各自が書いたストーリーは、別の判定者が見て、「どれくらい内容がポジティブだと思うか」という基準で採点しました。

 

点数は5点満点です。

 

すると、最初のテストで自信が高いとされた人の平均値は、3・77。

 

それに対して自信のない人の平均値は3・1となりました。

 

自信の高い人は、同じ絵を見ても、そこからポジティブな方向にストーリーを考えだすのに、自 信のない人は、ネガティブな方向にストーリーを考えてしまうことが明らかにされたといえるでしょう。 

 

 

「窓から外を見つめる男性」の絵を見て、自信のある人は、「来週、結婚式を 控えて飛び上がりたいほどうれしい」とか、「昇進が決まって期待に胸おどらせている」といった物語をイメージするのですが、自信のない人は、同じ絵に対して、「ガンが見つかり、悲観している」とか、「恋人に逃げられ、自暴自棄になっている」といった物語を連想してしまうのです。

 

最初のスタートになる図版は同じなのに、そこからどんなふうに物語が展開していくのかは、その人の持つ自信によって、まったく違うものになってしまうのですね。 

 

自信のある人は、自分では気がついていないのかもしれませんが、ポジティブな方向にゆがめて解釈するクセがあります。 

 

ですから、もし自信をつけたいと思うなら、物事はいつでもポジティブな方向に(自分の都合のいいように) ゆがめて解釈するよう努力しつづけることが大切です。 

 

 

とはいえ、自信がない人には、そういう訓練はなかなか難しいかもしれません。

 

それでもあきらめずに根気よくやりつづけることが大切です。 

 

ネガティブな考えが思い浮かぶたび、「できるだけポジティブな方向に考えよう」と自分に言い聞かせながらトレーニングしてみましょう。

 

 

自信をつける習慣 よけいな迷いが消えていく58のヒント』明日香出版社

自信をつける習慣 よけいな迷いが消えていく58のヒント

 

 

 

 

 

 

 

斎藤一人さんはこう語っている。

 

 

『人生って、与えられた環境でしあわせになるゲームみたいなものなんです。

 

だから、相手を変えようとしちゃダメなの。

 

ポーカーでもなんでも、配られた手にいちいち文句を言ってたら勝てないんだよ。

 

この世に起きたことは、なんでも自分にとって得になるように考えるの。

 

自分にとって損なことって絶対、考えちゃダメなの。』(変な人の書いた世の中のしくみ/サンマーク出版)より

 

 

自分にとって得になるように考えるとは、「自分さえよければいい」という利己的な考えではない。

 

どんなことが起きても、それをポジティブに解釈できるということ。

 

嫌なことでも、考え方ひとつで、面白おかしくできるし、それをネタにもできる。

 

つまり、「自分の都合のいいように」考えることができる。

 

 

どんなときも…

 

ポジティブに考えることのできる人でありたい。

 

 

 

自信をつける習慣 よけいな迷いが消えていく58のヒント

 

■メルマガの登録と解除はこちらから

http://hitonokokoro.com/

 

■「人の心に灯をともす」のfacebookページです♪

http://www.facebook.com/hitonokokoro

 

■【人の心に灯をともす】のブログはこちら

http://ameblo.jp/hiroo117/

 

■Twitterはこちらから

https://twitter.com/hiroo117