小林正観さんの心に響く言葉より…

 

 

 

年間にたくさんの名刺をいただきます。 

 

なかには、読めないものがあります。 

 

著述業で生活してきた人間なので、平均的な漢字読解力がある人より、少しは読める人間かと思うのです。

 

それでも、まったく読めない漢字の名前の人がいます。 

 

 

まれに、本名で難しい字、という場合もあるのですが、まったく読めない漢字の場合、ほとんどが「姓名判断」によるものでした。

 

「どうも運が悪い」「どうにもツキがない」などの理由で、姓名判断の人に見て もらい、10万円とか20万円とかの金額を払ってつけてもらった、という人が多かったのです。 

 

名刺の名前を、戸籍の名前と変えることで気分が変わり、心機一転やる気になり、新たな世界へ踏み出そう、というような気持ちはわかりますし、理解できます。 

 

しかし、問題はその「新しい名前」が「読めないこと」なのです。 ルビをふっているから、ローマ字で書いているから、この名前でもいいだろうという話は、「名前」の持つ意味を少し誤解しているかもしれません。 

 

 

無人島に流れ着いたロビンソン・クルーソーは、「不運」といえば「不運」 でした。 

 

「不運の人」と呼んでもいいかもしれません。 

 

ではそこで、彼は名前を変えたでしょうか。

 

 

答えは、「変えません」でした。 

 

なぜ? 

 

名前を名乗る相手がいなかったのです。

 

無人島では、名前を告げる相手がいませんでした。

 

だから「変える」必要はなかったし、「変える」意味はありませんでした。 

 

 

「名前」は、自分以外の人に「自分を覚えてもらう」ための大事な役割を持つ のです。 

 

人間関係の中で、初めて「名前」の価値があります。

 

無人島では、どんな立派なすばらしい名前を持っていても意味がありません。 

 

自分を認識してもらう、自分を覚えてもらうための、とても大事な情報なのですから。 

 

 

それが、読めない、難しい漢字だとしたら。

 

その「難しい漢字」の結果、「好運」や「ツキ」を呼び入れるどころか、逆にどんどん敵を作ってきたかもしれません。 

 

少なくとも「好意的な人」をふやしてはこなかったような気がします。

 

 

幸も不幸もないんですよ: 人に、お金に、運に好かれる法則 (知的生きかた文庫 こ 32-4)

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読めない名前と同様に、読み取れない名前もある。

 

現代は、色々な名刺管理ソフトが出ている。

 

デザインにこだわりすぎていると、読み取れないのだ。

 

また、名前は表にだけ書いてあり(政治家に多い)、裏に連絡先がある、と言う場合も同じで、2回読み取らなければならない。

 

なぜ、表面に必要な情報を一括で入れないのだろうと思う。

 

 

また、飲食店や商店の店名も同様だ。

 

読めない漢字や、一人よがりのデザインなど、読みにくくて、おぼえにくい店名はかなり損をしている。

 

ネットで検索できない店名も、本当に困る。

 

 

現代は、名刺も店名も、インターネット上でいかに使いやすいかを考えないと、たったそれだけで、知らず知らずに時代から置いていかれてしまう。

 

名前も、名刺も、店名も、自分以外の人に「自分(お店や会社)を覚えてもらう」ための大事な役割を持つ。

 

それが、「ブランド化」だ。

 

 

すべてにわたって…

 

自分に好意的な人を増やす努力が必要だ。

 

 

 

 

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