医学博士、鴨下一郎氏の心に響く言葉より…
「水のように生きる」とは、古代中国の思想家、老子の言葉です。
水は、高いほうから低いほうへと流れていきます。
人間も、自然の摂理に任せて生きていくべきで、
「腹を立てない」という意味でも、
人生には運、不運がありますが、不運に見舞われたとき、
ここで不運に無理に逆らって、
不運もまた、自然の摂理なのですから。
また水は、丸い器に入るときには丸くなり、
無理をして自己主張するのではなく、相手に合せていくのも、
水は、自然の摂理に、腹を立てて逆らいはしません。
器に逆らうこともしません。
しかし生命の源として、万物に恩恵を施します。
そのような生き方をしたいものです。
《人生の「運、不運」に逆らわない》
『「機嫌のいい人」に人は集まる--「腹を立てない」ですむこころの処方箋 (WIDE SHINSHO190)(ワイド新書) (新講社ワイド新書)』
「上善(じょうぜん)は水の如し」(老子)
次の言葉が続く…
「水は善く万物を利して争わず
衆人の悪(にく)む所に処(お)る
故に道に近し」
理想の生き方は、水のようであるべきだ。
水は万物をうるおし、利や得を与えているが、
だからこそ、道を究めた、こだわらない生き方だと言える。
流れに逆らわないこと、謙虚で柔軟であること。
ものごとに執着しないこと、威張らず偉そうにしないこと。
しかしながら、
急流での水のパワー、豪雨や、津波の力…。
「下座行(げざぎょう)」について森信三先生はこう語っている。
『「下座行」というのは、一体どういうことかと申しますと、
言い換えれば、その人の真の値打ちよりも、二、
そしてそれによって、自分の傲慢心が打ち砕かれるわけです。
すなわち、身はその人の実力以下の地位にありながら、
「水のように生きる」を胸に刻みたい。
「機嫌のいい人」に人は集まる--「腹を立てない」ですむこころの処方箋 (WIDE SHINSHO190)(ワイド新書) (新講社ワイド新書)
■メルマガの登録と解除はこちらから
■「人の心に灯をともす」のfacebookページです♪
http://www.facebook.com/
■【人の心に灯をともす】のブログはこちら
■Twitterはこちらから