西沢泰生(やすお)氏の心に響く言葉より…

 

 

かつてのテレビアニメ『アルプスの少女ハイジ』(高畑勲監督)の中に、こんなシーンがあります。 

 

フランクフルトから、ハイジのいるアルプスにやってきた足の悪い少女クララ。

 

車イスに乗ってしか移動できない彼女は、「自分は、みんなに迷惑をかけている」と考えていました。 

 

 

クララは、友だちのペーターの家にいる、目の不自由なおばあさんのために本を朗読してあげます。 

 

読み終わったクララに対して、おばあさんは、「本当に心がこもっていて、内容 がよくわかりました。ありがとうございました」と心からのお礼を言います。 

 

そのおばあさんの感謝の言葉を聞いたクララは、突然泣き出してしまうのです。 

 

 

いつもみんなに迷惑をかけている自分。 

 

そんな自分を必要とし、こんなにも喜んでくれる人がいるという事実。 

 

その事に感動して、うれし涙が止まらなくなるのです。 

 

 

 

 

人気歌手のJUJUさんは、デビュー曲も2曲目もヒットせず、事務所からは「次に出す曲が売れなかったら契約終了」と宣告されたそうです。 

 

彼女の運命を分けたのは3曲目の『奇跡を望むなら...」。 

 

ある時、この曲をステージで歌う彼女の耳に、1人のお客さんの声が届きます。 

 

「ありがとう」

 

 

このひと言を聞いた彼女は「ハッ」とします。

 

今までの自分は、ただ単に、「歌が好きだから」歌っていた・・・。

 

でも、そんな自分の歌が「聴いている人に勇気を与え、感謝されている」と、初めて気が付いたのです。

 

 

それ以来。

 

彼女は、「歌うたびに感謝するようになった」のだそうです。

 

すると、不思議な事に、『奇跡を望むなら・・・』がテレビ番組で「泣ける歌」として取り上げられたりして、ヒットし始めた。

 

客席から聞こえた、たったひと言の「ありがとう」が、彼女の歌に対する思いを変えさせ、運も引き寄せてしまったのです。

 

 

《人は、自分が誰かに必要とされていると知った時、自分への「思い」が変わる。》

 

 

小さな幸せに気づかせてくれる33の物語と90の名言』かんき出版

小さな幸せに気づかせてくれる33の物語と90の名言

 

 

 

 

 

 

人に必要とされる人は、人に喜ばれる人だ。

 

人に喜ばれると、人生を楽しむことができる。

 

なぜなら、人にとって一番楽しいこと、嬉しいことが、「人に喜ばれること」だからだ。

 

人に喜ばれる人は、人の役に立っている人でもある。

 

 

 

日本理化学工業(株)会長であった大山泰弘氏の言葉に、次のようなものがある。

 

 

『人間の究極の幸せは4つですよ。 

 

1つ目は、愛されること。 

 

2つ目が、褒められること。 

 

3つ目が、人の役に立つこと。 

 

4つ目が、人に必要とされることですよ。 

 

幸せの中の(愛以外の)3つは働いてこそ得られることですよ。』 

 

 

「誰かに必要とされること」

 

人の役に立ち、人から必要とされる人でありたい。

 

 

 

小さな幸せに気づかせてくれる33の物語と90の名言

 

■メルマガの登録と解除はこちらから

http://hitonokokoro.com/

 

■「人の心に灯をともす」のfacebookページです♪

http://www.facebook.com/hitonokokoro

 

■【人の心に灯をともす】のブログはこちら

http://ameblo.jp/hiroo117/

 

■Twitterはこちらから

https://twitter.com/hiroo117