リチャード・カールソン氏の心に響く言葉より…

 

 

 

現代人は、どの時代の、どの文明よりも、はるかに多くの自由な時間を手にしている。

 

その自由な時間をリラックスして楽しめばいいのに、なぜか努力とか勤勉とかいった価値観を持ち込んでストレスの種を増やしているのだ! 

 

 

友人と、海外旅行に出かけることになったとしよう。 

 

彼女は旅行の間、毎日毎日に、ぎっしりと予定を詰め込んでいた。 

 

歴史的な建造物を訪ねた後は、博物館を見学し、列車に乗って田舎をめぐり、レストランで食事をしたら観光地をひと通り回り、ホテルにもどったらプールで泳ぎ・・・ といった具合に。 

 

 

そして夜、ようやくホテルでくつろいでいると、さっそくこの友人はあれこれ明日の計画を練り始める。

 

電話をかけたり、雑誌をめくったりと、次々にスケジュールを組んでいくのだ。 

 

そして、口を開けば「次は何をしたい?」と聞いてくる。

 

そして、こちらが「別にどこでも」とか、「ぶらぶら街を歩いてもいいんじゃない」と答えると、なんともがっかりした顔をするのだ。 

 

 

それはまるで、あなたが時間を最大限に活用しようとしないことに失望しているような、何か目的を持って動くことこそ重要だとでもいうような感じだ。

 

やることは多ければ多いほどいい、と思っているのだ。 

 

結局、せっかくの休暇だったというのに、帰る頃にはヘトヘトに疲れてしまった。 

 

旅を振り返ってみれば、どこへ行っても心は次にやることでいっぱいになっていて、覚えているのは「明日は楽しくなるわね」とか「デザートはどこで食べたい?」といった会話ばかりだ。

 

 

詰め込みすぎのスケジュールに、私たちはひどくストレスを感じる。 

 

それは何も、あちこち動き回るからという体力的なことだけが原因ではない。 

 

今この瞬間に集中するのではなく、「次は何をするか」「明日はどこへ行くか」と、 常に先のこと、未来のことにばかり意識を向けている、せわしなさのせいでもある。

 

 

心がいつも未来に飛んでいると、いろいろな経験をしたところで、感動は中途半端になる。 

 

覚えておいてほしい。 

 

意識が「今」から離れるほど、あなたのストレスは大きくなり、喜びを感じにくくなってしまうのだ。

 

 

 

読むだけで自分のまわりに「いいこと」ばかり起こる法則: 快適にポジティブに生きるコツ (単行本)』三笠書房

読むだけで自分のまわりに「いいこと」ばかり起こる法則: 快適にポジティブに生きるコツ (単行本)

 

 

 

 

 

 

現代人は目的を持つことを重要視しすぎる。

 

目標や目的を持たない人は、まるで怠(なま)け者で、いいかげんな人間のように思われてしまう。

 

そして、「やりたいことがわからない」「具体的な目標がない」と悩む。

 

 

次から次へと色々なところを回る旅ほど疲れるものはない。

 

どこかを回ることが目的となってしまうからだ。

 

旅のだいご味は、道中をゆっくりと楽しみ味わうこと。

 

 

ぶらりとでかけ、調べもせず、目についた路地に入り、たまたま見つけた感じのいいショップや、レストランに入るという、目的を持たない旅ほど楽しいものはない。

 

そのときに偶然出会った「今」を楽しむからだ。

 

 

人生もまた同じ。

 

今を楽しむ旅を続けたい。

 

 

 

読むだけで自分のまわりに「いいこと」ばかり起こる法則: 快適にポジティブに生きるコツ (単行本)

 

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