リンダ・グラットン氏の心に響く言葉より…

 

 

 

寿命が延びれば、長い期間働かなくてはならないし、貯蓄もたくさんしなければならない。

 

働き方もいまとは大きく変わる。 

 

ひとことで言えば、人生100年時代がもたらす未来とはこういうものだ。 

 

 

しかしお金と仕事だけを見ていては、人生を見誤ってしまう。 

 

長寿がもたらす恩恵は、もっと目に見えないものだ。

 

具体的なお金に換算できない要素、 つまり手でふれることのできない資産(無形の資産)こそが大事なのだ。 

 

 

無形の資産は、私たちの人生できわめて大きな役割を果たしている。

 

私たちが考える 「よき人生」とは、やさしい家族やすばらしい友人、高度なスキルと知識、肉体的・精神的な健康などに恵まれた人生のことだ。

 

これらはすべて無形の財産(=資産)だ。 

 

 

もっとも、無形の資産と有形の資産を完全に切り離せるわけではない。

 

むしろ、有形の資産と無形の資産は密接に絡み合っている。

 

強力なスキルや知識という無形の資産がなければ、仕事で成功し、たくさんのお金(有形の資産)を稼ぐことができない。 

 

 

親切で物知りな友だちのネットワーク(無形の資産) をもっていることが、人生の途中で生き方や働き方を変えたり、仕事の選択肢を広げたりするうえでとても重要だ。

 

自分自身が健康をこわしたり、家庭生活が不幸せだったりすれば、そのストレスにより、仕事の場での生産性、共感能力、創造性が大きく損なわれる。 

 

よい人生を送りたければ、有形無形の両方の資産を充実させ、相乗効果を生み出す必要がある。 

 

 

あなたはおそらく、友人関係や知識や健康を「資産」と考えたことはないだろう。

 

これらの要素を資産と位置づける発想は、人生100年時代を生きるうえで欠かせない。

 

資産とは、ある程度の期間にわたり恩恵を私たちに与えてくれるものだ。

 

 

資産は使用したり、放置したりすれば価値が減少する。 

 

資産はメンテナンスや補充をする必要がある。

 

友情や知識は一夜で消えてしまうことはないが、友だちと長く連絡を取らず、知識をリフレッシュしなければ、いずれは価値が下がり、ついには消えてなくなってしまう。

 

 

 

16歳からのライフ・シフト』東洋経済新報社

16歳からのライフ・シフト

 

 

 

 

 

 

リンダ・グラットン氏は、人生100年時代は、「評判」が大事だという。

 

 

『評判とは個人的な信頼やブランドと言いかえてもいい。

 

評判が良くない人は、優秀な人が友だちになってくれないため質の高い仕事仲間のネットワークを築くことができない。

 

評判という無形の資産を築くには、長い時間がかかる。

 

評判の良い人は、これまで長い間、協力的な態度や信頼に足る行動を続けてきた人であり、逆に評判の悪い人は、長い間、利己的な行動をしたり、他人をだましたりしてきた人だ。

 

人の信頼を勝ち得るには、具体的な行動の積み重ねが必要だ。

 

それには、かなりの時間を要する。

 

人生100年時代になると、いくつもの企業や業界を渡り歩き、スキルを変えながら長く働くことが普通になる。

 

そのときに重要なのが世間の評判だ。

 

転職したり、ほかの業界に移ったりするとき、評判の良さは一つの有益な資産になる。

 

新しい分野に移るときに役立つのは、公正さと誠実さ、実行力、柔軟性、そしてそれらについての高い評判は、どのような企業や役職においても価値がある。』

 

 

両親や祖父母の時代には、10代後半から~20代前半に学んだ知識とスキルで一生働き続けることができた。

 

技術革新が緩やかだったからだ。

 

しかし、コンピューター技術の発達により、現在、変化のスピードが早まった。

 

だからこそ、長く働き続けるには、社会人になってからも、絶えず学び続けなければならない。

 

 

無形資産を着々と蓄え…

 

同時に、自らの「評判」を高めていける人でありたい。

 

 

 

16歳からのライフ・シフト

 

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