林健太郎氏の心に響く言葉より…

 

 

ディズニー映画の『バンビ』の中では、ウサギのタンパー(日本での名は「とんすけ」) が父親から言われていた「ある教え」が登場します。 

 

「ナイスなことが言えないなら、何も言うんじゃない」 いわゆる、「沈黙は金」です。 

 

「沈黙は金」が意味することは、「沈黙は多くを語る以上の価値がある」というもの。

 

まさにそのとおりなのです。

 

 

一見、「しゃべらないで黙るだけ」ですから、簡単そうに思えますが、なかなかどう して、これが難しい。

 

プロのコーチであっても、黙ってクライアントの言葉に耳を傾けることができず、つい自分ばかりがしゃべり続けてしまう人がいるほどです。 

 

私がコーチングを学んだときも、口を酸っぱくして何度も教えられたことがあります。

 

それは、「なぜ今、あなたがしゃべっているのか? 常にその問いを自分に立てなさい」 というものでした。 

 

「今は本当に、自分がしゃべるタイミングなのか?」 「自分がしゃべりたい衝動に負けてしゃべっているだけではないか?」 それを肝に銘じておけというわけです。 

 

 

言い方を変えれば、 「しゃべりたい」という欲求と、 「実際にしゃべる」という行動をきっちりと分けて、冷静に判断しなさいということ。 

 

私はよく、この「しゃべりたい」という欲求を「万引き」に例えます。 

 

「しゃべりたいという衝動にかられて、つい、しゃべってしまう」ことはあっても、あなたが「ほしいという欲求にかられて、つい万引きをしてしまう」なんてことはないはずです。 

 

それは、「万引き」は犯罪なので、「欲求」と「行動」が、きっちりと分けられていて、 「やってはいけない」と刷り込まれているからです。 

 

 

ですから、「ついしゃべって、相手を否定してしまうこと」も、万引きと同じ考え方で「やってはいけないこと」として、欲求と行動を分けてほしいのです。

 

 「否定したい」=「否定する」ではなく、「大人の分別」を持って、「まず黙りましょう」ということです。

 

 

否定しない習慣』フォレスト出版

否定しない習慣

 

 

 

 

 

 

本書の中にこんな文章があった。

 

『まず、黙って相手の言葉に耳を傾けることができたら、大原則として、「相手が話し終わるまで黙ったまま」でいましょう。

 

途中で、何度も話をさえぎりたくなるかもしれません。

 

ここが我慢のしどころ。

 

相手の言葉をさえぎってしまったら元の木阿弥です。

 

話をさえぎった時点で、それはもう、立派な「否定」だと思ってください。

 

そして、次のステップ。

 

相手が言いたいことを話し終わったなと思ったら、そこから、最低約2秒は沈黙を続けてください。

 

頭の中で「い~ち、に~い」とカウントしてもいいでしょう。

 

どうしてこれが必要かというと、話したい衝動を抑えていると、相手の話が終わるのを、今か今かと待ちわびて、話が終わったとみるや、食い気味に言葉を発信してしまう傾向にあるからです。

 

そして、そうやって発した言葉は、否定になりやすい。

 

そんな会話の場面。

 

心あたりがありませんか。』

 

 

 

相手の話をさえぎって、自分が話し始めてしまったら、それは相手を否定しているのと同じこと。

 

どんなに長い間がまんして聞いていたとしても、それをさえぎった途端に今までの苦労はすべて元の木阿弥(もくあみ)。

 

 

相手の話をさえぎらず…

 

「しゃべらないで黙ること」を胸に刻みたい。

 

 

 

否定しない習慣

 

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