池谷裕二氏の心に響く言葉より…
ヒト社会の象徴である都会。
現在、
しかし、
1950年ごろは都市に住む人はまだ30%程度でした。
「ナポリを見て死ね」という言葉もあるように、古来、
それがゆえでしょう、
いや、そもそも脳は都市を想定して進化したものではありません。
だから、さまざまな障害が生じます。
手元にあるデータによれば、都会人は、田舎に住む人よりも、
気分障害は39%も高いのです。
統合失調症も多いといいます。
脳は、自身の産物である「都市」
マギル大学のマイヤー・リンデンバーグ博士は、
都市生活によって情動や社会ストレスに関係する脳部位が変調をき
世界人口は70億人を越えています。
都市化はさらに進むでしょう。
40年後には人口の70%が都市に集中すると予想されています。
未来人を精神疾患の恐怖から救済するために、いま脳研究者は、
《ヒトの脳は都市に住むことに慣れていない》
東北大学准教授の細田千尋氏は「
『世界38カ国、39万7162の人に対して行った調査で、
さらに、育った環境の地形が不規則的で複雑であるほど、
また、
数学や言語能力では特に高い成績をとっているわけではなくても、
幼児期から、
それは、五感が鍛えられるからだ。
川に入って水遊び、体に感じる風、草花の香り、鳥のさえずり、
これらの感覚は都会では味わえないもの。
コロナ禍が過ぎた現在は、リモートで仕事ができたり、
都市から田舎へ…
自然とふれ合うため、田舎生活も悪くない。
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