小林正観さんの心に響く言葉より…

 

 

講演会が終わってから、このように言ってくる方がいます。 

 

「正観さんと会ってから、良いことばかりが起きるようになりました。ありがとうをたくさん言っていたら、良いことがたくさん起きました」 

 

 

でも、その言葉を聞いて私はあまり楽しくありません。

 

実は宇宙的には、良いことが起こるわけではないからです。 

 

その人が、心地よく楽しいと思うことを、神さまは一対一の関係でその人に起こします。 

 

楽しいと思う心ができあがった人に、その人が楽しいと思うことを起こすのです。 

 

 

「正観さんと会って、どんなことがあっても動じなくなりました」と言われることが、とても嬉しいことです。

 

良いことというのが起きているわけではない。

 

起きていることは全部ゼロなのです。 

 

 

「それを、自分が楽しく感じるようになりました。逆に、何が起きても怒鳴るようなことがなくなり、どんなことが起きても動じなくなりました。一喜一憂しなくなりました」というのが、本当に現象がとらえられてきたということです。 

 

現象が変わっているのではないということを、基本的な話として覚えていてください。

 

だから、「話を聞いた結果、喜びのアンテナが大きくなって、喜びが大きくなりました」というのが、宇宙の本質的な説明のような気がします。 

 

 

微妙にわかりにくいかもしれませんが、根源的な話をします。

 

私の話を聞いて、 「正観さんの話は要するに、プラス思考ということですよね」 と言った人がいました。

 

小林正観はプラス思考という言葉は一度も使ったことはありません。

 

「マイナスをプラスに変えなさい」と言ったこともありません。 

 

「ピンチをチャンスに変える」という言い方もしたことがありません。 

 

 

ピンチという現象そのものが宇宙には存在していない。

 

だから、「ピンチと認識する自分の認識力の低さをやめなさい」と言っています。

 

現象はゼロなので、ピンチをチャンスに変えるとか、マイナスの現象をプラスに置き換えたり、とらえなおすための提案をしているのではありません。

 

そういう言い方はしていません。

 

 

宇宙にはピンチやマイナスの現象があるのではない。

 

現象は全部ゼロなのです。

 

それを自分がどう思っているかだけなので、もともとピンチという現象はない。

 

ピンチと認識すること自体が、まだきちんと宇宙の認識をしていないということです。

 

私の考え方は、「プラス思考」とは微妙に違うということを覚えていてください。

 

 

心がなごむ秘密の話 ―笑顔と元気の玉手箱シリーズ6 』宝来社

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よく、自分の「苦労」を売り物にする人がいる。

 

曰(いわ)く、「苦労をしなければ一人前ではない」、「苦労をしない者は成功しない」、「苦労しないと人の気持ちがわからない」等々。

 

そして、苦労してこなかった人を、「めぐまれすぎた」とか「ボンボンだった」、「極楽とんぼ!」と言ったりする。

 

 

小林正観さんのいう通り、「現象はすべてゼロ」。

 

幸福という現象があるわけでもなく、不幸という現象があるわけでもない。

 

その現象を、幸福だと思う人がいて、逆に、不幸だと思う人がいるだけの話。

 

 

苦労もまた同じで、その経験を苦労だと思うか、苦労なんかしたことがない、と思うのかだけの違いだ。

 

人生をどうとらえるか、「楽しい」「面白い」「ワクワクする」「幸せ」と思うのか、「苦しい」「つまらない」「がっかりする」「不幸」と思うのか。

 

 

「現象は全部ゼロ」という言葉を胸に刻みたい。

 

 

 

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