法政大学大学院教授、石山恒貴(のぶたか)
地域への柔軟な関わり方として、大事な考え方が「
サードプレイスとは、レイ・オルデンバーグが提唱した考え方です。
その考え方とは、家庭(第1の場)でも職場(第 2の場)でもない第3の場所に注目しよう、ということです。
第3の場所とは、イギリスのパブやフランスのカフェのように、
サードプレイスには、中立性、社会的平等性の担保、
つまり、サードプレイスとは、人々が気軽に集まり交流できる、
ただ、同時に多様で異質な人々が、自分の社会的立場を気にせず、
実は、このような特徴があるからこそ、
片岡亜紀子さんはその研究の中で、
第1の型は、マイプレイス型です。
マイプレイス型とは、
このような個人の憩いの場は、とりわけ都市の生活で疲弊しているときには貴重なものでしょう。
第2の型は、社交交流型です。これは、 まさにオルデンバーグの指摘したサードプレイスそのものであり、
そして、地域のサードプレイスとして注目したい第3の型は、
目的交流型とは、地域のNPO、こども食堂、
これは、
ここには、「目的VS癒やし、憩い」という軸と「
「癒やし、 憩い」で「自発的」という象限には、社交交流型とマイプレイス型が該当します。
もともとサードプレイスには、
一方、目的交流型(地域のサードプレイス)は、「目的」で「
目的交流型には、
自発的であるため、もちろん楽しさもあるでしょうが、そこには、
ただ、目的交流型は、「目的」で「義務的」
たとえば、自治会や消防団のような地縁コミュニティは地域が機能
しかし、地縁コミュニティでは 参加が必須であることが多いため、
地縁コミュニティにおける人間関係は濃密なものとなりやすいため
そこで、目的交流型(地域のサードプレイス)
地域のサードプレイスにおいて設定される目的は、
しかし同時に、 地域のサードプレイスは自発的に参加するものであって、
このような気軽さが、 地域とゆるくつながるためのポイントになってくるわけです。
なお、「自発的」「義務的」とは個人の 認知の問題です。
もしPTAや消防団を主体にやりたいと考えて参加するなら、
また地域のサードプレイスでは、関わり方の3種類(居住地域、
居住地域で、今まで地域に無関心だった人の参加の第一歩としての場になりやすいでしょう。
ふるさとやファンの地域に対して「よそもの」
『地域とゆるくつながろうーサードプレイスと関係人口の時代ー 』静岡新聞
地域の活性化や地域イベントの継続のためには、
しかし、従来型の義務的な目的型地域コミュニティには、
それは例えば、消防団や自治会、子供会、お祭り、PTA、
法人会、商工会議所、観光協会、JCなどもどちらかといえば、義務的な目的型地域コミュニティに近い。
しかし、反対に昨今増えてきているのが、
旧来よりあるのが、マイプレイス型のスターバックスや、カフェ、
そして、昨今どんどんできているのが、
それは、地域の様々な勉強会や、読書会、シェアオフィス、子育てサークル、ワイン教室、お茶室(茶道教室)等々。
最近では、トークンを発行するDAO(分散自律組織)的なバー併設のウイスキー工場まである。
また、公的なものが私的なサードプレイスに生まれ変わるのも昨今
それはたとえば、私設図書館(みんなの図書館さんかく)
まちや商店街の活性化が叫ばれて久しい。
しかし、多くの旧態依然とした商店街の商店主たちは、
本当は、そこにチャンスが眠っているのに、現状維持のまま、
これは観光でも同じことが言える。
観光庁が今もっとも重要視しているのが、滞在型観光のための「
関係人口が集まるサードプレイスが、どんどんできる「まち」は、
地域(まち)とゆるくつながるため…
もっと多くのサードプレイスができる地域(まち)でありたい。
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