内藤誼人(よしひと)氏の心に響く言葉より…
《「ネガティブ」な雑談などありえない》
「飲食はお断りします」
「タンクトップのお客はご遠慮ください」
「両替は致しません」
「返品はご遠慮ください」
人気のないお店では、こういう注意書きが多い。
こういう注意書きは、お客を不愉快にさせるので、
繁盛しているお店では、逆だ。
雑談もそうだが、"なんとなく気分が悪い”
「日本の経済はもうダメ」
「最近の子どもは、みな腐っている」
「日本の政治家は、最悪」
という話題が、それである。
そんな話を聞かされて、いい気分になる人などいるのだろうか。
いるわけがない。
雑談というのは、面白おかしくなければダメなのである。
そのためには、聞いていて心が躍ってくるような、
雑談だからといって、なんでもアリかというとそうではなく、 "ポジティブなものに限る”という、
私たちを、なんとなく不愉快にさせる表現を「ネガティブ・
人と話すときには、 できるだけポジティブ・フレームで話すことを心がけるといい。
それが雑談の基本である。
たとえば、相手が「今年の夏は暑いですね」というネガティブ・
「そういわれれば、そうですね」
そういう方向で雑談を進めるのが絶対に必要なポイントなのである
『雑談の達人 〜初対面でも100%うちとける会話の心得〜』大和書房
何人かと雑談をしているとき、
そういうときはたいてい、ネガティブな話題になっている。
もし、それが飲み会だったら、
自分のドジ話や、失敗談をする人は好かれる。
思わず笑ってしまうようなドジ話は場が盛り上がる。
その反対に、嫌われるのが自慢話や成功談だ。
「いかに自分はすごいか」という話を延々と聞かされて、
これは、説教も同じ。
どんな雑談をするかによって、その人の印象が変わる。
「明るい人なのか、暗い人なのか」、「教養がある人なのか、
ネガティブな話をする人は、ネガティブな印象しか残らない。
「雑談は常にポジティブに」という言葉を胸に刻みたい。
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