浜松医科大学名誉教授、高田明和氏の心に響く言葉より…

 

 

 

仏教では、運というのは私たちが過去生から今にいたるまでのすべての行為、発言、思いが記録されている業という宇宙の貯金通帳によって決められているとされます。

 

禅僧であった夢窓(むそう)国師は、運の現れ方には三種あると述べています。

 

今なしたことの結果がすぐに現れる、過去になした行為などの結果が今現れる、今なした結果が今生でなく来世に現れるということです。

 

 

今やったよいこと、悪いことの結果がすぐに現れないからといって、運を決める因果の法則があてにならないというのではないのです。

 

しかし、運が差し引き勘定によってだけ決められているものではありません

 

私たちの行動、言動、思いに、感謝とか喜びの心を込めると、それは大きな利息のように私たちに幸運を引き寄せるのです。

 

つまり一のよいことをなしたら、それに大きな利息がついて百になって返ってくるようなものです。

 

 

この思いの中でも、もっとも幸運を引き寄せるのは、「自分は運がよい」という言葉をくりかえすことです。 

 

「運は運がよいと思っている人に向く」 という言葉がありますが、まさにここです。

 

運が悪いと思っている人に幸運は来ないのです。 

 

人間の運は自分が思っている以上にはならないのです。

 

ですから、自分が幸運だと思えば思うほど幸運が舞い込んで来るのです。 

 

 

ナポレオンが、「わが辞書には不可能という言葉はない」といったのは、彼が幸運を確信していたからであり、それがまた彼の初期の電撃的な勝利をもたらすことになったのだと思います。 

 

もう一つ大事なことは、「自分は幸運である」と信じている人の態度、言葉には周囲の人を引き寄せる力があるということです。 

 

オーラがあるのです。

 

 

「自分は幸運である」と信じている人と話をしているとなんとなく楽しくなり、その人といつもいっしょにいたいと思うようになるのです。

 

この気持ちが仲間を増やし、協力者をひきつけるのです。

 

 

仕事は他人がさせてくれると思いましょう。

 

商売でも他人が商品を買ってくれるから成立するのです。

 

また地位も他人が決めて、それを自分に与えてくれるのです。 

 

決定権は他人にあるのです。

 

自分が決めているのではないのです。 

 

唯一自分ができることは「自分は幸運だ」と確信をもつことであり、これを可能にするのが「自分は幸運だ」といつも自分にいって聞かせることなのです。

 

 

脳と心に効く言葉 (二見レインボー文庫)

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自分のことをまわりはゼンゼンわかってくれない、と嘆(なげ)く人がいる。

 

自分の価値を認めてくれない、というのだ。

 

しかし、認めてもらえないのなら、それがその人の、今現在の本当の実力だということ。

 

なぜなら、評価は他人がするものだから。

 

 

地位も、お金も、名誉も、みんな他人からもらうもの。

 

すべて、自分の努力で得たもの、と思う人は謙虚さが足りない。

 

 

 

自分は「運がいい」と思っている人は、ほとんどの場合、チャレンジを多くしている人だ。

 

チャレンジの回数が多ければ、失敗もするが成功もする。

 

チャレンジをくりかえす人は、多くの失敗にもめげない、楽天的な人でもある。

 

そして、楽天的な人は、良いことだけをおぼえていて、悪いことを忘れてしまう傾向がある。

 

つまり、運がいいことだけをおぼえているのだ。

 

 

かくして、「運は運がよいと思っている人に向く」ことになる。

 

だからこそ…

 

どんなときも、自分は「運がいい」と思える人でありたい。

 

 

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