ノンフィクションライター、中村淳彦(あつひこ)氏の心に響く言葉より…

 

 

 

相手に好かれる会話をすることや、相手から本音を引きだすことは、コミュニケー ション能力や、ネアカ・ネクラなど性格はまったく関係ありません。 

 

必要なのは簡単な技術と、日々の意識の心がけです。 

 

いまは自信がなくても、様々な人々の本音を聞いてインプットや成功体験が増えて いくうちに、自然と自信はついてきます。 

 

 

悪魔の傾聴は、相手に対して「~をしない」 不作為の技術が中心です。 

 

●自分の話をしない。 

 

●相手の話を否定しない。 

 

●自分の意見を言わない。 

 

●アドバイスしない。 

 

 

このように、いままでの思考や行動を意識して封じることが中心のスキルなので、口下手でも人見知りでも、イケメンでなくても、誰でも習得することが可能です。 

 

膨大な実践を積んできて言えることは、「相手に積極的に働きかける能動的なコミュニケーション能力と、傾聴能力はまったく別」 

 

「いまコミュニケーション能力が低いことは、本音を引きだす傾聴にはプラスに働く」 ということです。

 

 

人には「話したい」「伝えたい」という願望があります。

 

悪魔の傾聴では、人のその根源的な意識を逆手にとって、聞き手が相手のその願望が叶いやすいように環境をつくっていきます。

 

準備完了した状況で相手と対峙して、相手にスイッチが入ると、本当に様々な本音を話してきます。

 

問題意識や将来の希望、恋愛話など、前向きな話だけではありません。

 

愚痴や悪口、将来への不安、家族への憎悪や虐待経験、借金、などなど、シリアスな話もどんどんとこぼれてくるようになります。

 

 

やることは、相手の興味を聞きながら、相づちを打ち、つなげていくだけです。 

 

相手を楽しませるために情報提供することもなければ、盛り上げる必要もありません。

 

相手の話が面白かったら、自分の感覚に任せて笑いましょう。 

 

 

しかし、人と会話するあらゆる場面で絶対にやってはいけないことがあります。 

 

●否定する 

 

●比較する 

 

●自分の話をする  

 

 

この3つです。

 

これは本書の最重要項目です。

 

 

悪魔の傾聴』飛鳥新社

悪魔の傾聴

 

 

 

 

 

中村氏は人物取材をするライターだ。

 

取材した人数は3000人を超えるという。

 

「名前のない女たち」「東京貧困女子。」等々の著作がある。

 

極端な人見知りだった筆者が、何度も失敗を繰り返し、会得した「傾聴」の仕方が書いてある。

 

 

特に、「否定する 」「比較する」 「自分の話をする」の3つは、してはいけない大事なことだという。

 

普通の人間は、自分のことを話したくてうずうずしている。

 

相手が話している最中に、意見したり、否定したり、他と比較したりしてしまう。

 

そして、挙句のはてには、相手の話をとってしまい、自分が滔々(とうとう)としゃべってしまう。

 

 

もちろん相手から話題を振られたら、話してもよいが、それはほんの二言(ふたこと)、三言(みこと)にとどめ、また相手の話題に戻ること。

 

このときは、強烈な自制心が必要だ。

 

それまで最高の聞き役に徹していたのが、うっかりすると、そこからタガが外れてしまい、ただの自分語りのうざいオッサンになってしまう、などということはよく起こる。

 

 

悪魔の傾聴という、究極の傾聴の技を身につけたい。

 

 

 

悪魔の傾聴

 

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