致知出版社、藤尾秀昭氏の心に響く言葉より…
日本のような、資源もない小さな国が、どうして世界の一流国の仲間入りができたのか。
それは日本の母が偉かったからですよ。
学歴があるとかお金があるとか関係なく、日本全国で、子を持った母はみんなこんな思いで子を育ててきたんです。
だから、日本は今日まで豊かになることができたんです。
母も学んで、我づくりをしていかないと、その子がいる環境をダメにしてしまう。
学ばないと子どもを不幸にしてしまいます。
母は子を産んだら母親になるのか。
そうではありません。
学ばないと母親にならないんです。
父も同じですよ。
学び続けて至善に止まる そういう学びの大切さを、我々は縁のある人たちに少しでも教えていかなくてはいかなくてはいけません。
『大学』にあるでしょう。
大人になるためにはまず明徳を明らかにすることだ、と。
そして民に親しむことだ、と。
人間は学ぶことによって素晴らしい人格に磨かれていくし、発展し続ける。
それを 縁ある人に教えていかなければいけませんよ、といっています。
しかし、一回教えただけではダメなんです。
自分自身も一回悟っただけでは何の意味もない。
常に最高の状態、理想の状態にいくように、絶えず進化成長させていかなくてはいけないんです。
そして至善、善の極に止まるようにならなくてはいけない、と『大学』には書いてあります。
自分と交わっていく人たちがよくなっていくような学びを、我々はしていかなけれ ばいけないと思うんですね。
家庭も、会社も、集団も、国も、そこにどういう人がいるか。
それがすべてです。
そこにいる人が愚かだったら、その国も会社も家庭も崩壊していきます。
そこにいる人が立派だったら、その国も会社も発展していくんですよ。
だから、我々は人間学を学ばなければいけない。
自分自身をもっともっと磨いてい かなくてはいけない。そのために学び続けないといけないということです。
『安岡正篤 心に残る言葉』致知出版社
《すべての日常生活は“私”を磨くための砥石(といし)なのです》(小林正観)
日常生活とは、
ひとつは「家庭と家族」。
次は「仕事」。
そして、「他のすべての人間関係、交友関係」。
あるいは、「病気や事故やアクシデント」。
その一つひとつのできごとに対して、イライラしない、不機嫌にならない、怒らないで、ニコニコと笑顔でいられるかを問われている、と小林正観さんはいう。
また、ある時期、一世を風靡(ふうび)するような、スポーツ選手や俳優や歌手、芸能人、あるいは経営者やリーダーが出てくることがある。
しかし、マスコミに登場しない日はないほど人々にもてはやされた人であっても、その人気が続かないことは多い。
それは、そこに学び続ける姿勢があるかどうかで決まる。
学び続ける人は謙虚で、驕(おご)りがない。
自分を過信し唯我独尊になった人は没落する。
いくつになっても、どんな状況におかれても…
自分自身を磨き続ける人でありたい。
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