池波正太郎氏の心に響く言葉より…
睡眠は一種の「仮死」といってよいだろう。
人びとは、毎夜に死んで、翌朝に生き返る。
生きるためには前夜の死が必要というわけだ。
何とおもしろいではないか。
そして、生きものの営みとは、
生きるために食べ、眠り、食べつつ生きて、確実に、
おもしろくて、はかないことではある。
それでいて人間の躰は、たとえ一椀の味噌汁を味わっただけで、
何と、ありがたいことだろう。
ありがたくて、また、はかないことだ。
人は何で自分をみがくか。
それは、「人間は死ぬ...・・・・・」 という、
もう、そのことに尽きるといってもいい。
何かにつけてそのことを、ふっと思うだけで違ってくるんだよ。
自分の人生が有限のものであり、残りはどれだけあるか、
そう思えばどんなことに対してもおのずから目の色が変わってくる
そうなってくると、自分のまわりのすべてのものが、
逆にいえば、人間は死ぬんだということを忘れている限り、
仕事、金、時間、
その人に、
人は死を意識したときだけ、生について真剣に考える。
いつか死ぬ、ということを忘れている人間は、
「酔生夢死」という、
「めしを喰って、静かに息をついていたら、
森信三先生は、「一日は、一生の縮図なり」といった。
すべてのできごとは自分の磨き砂…
今日ただいま、この一日を、目の色を変えて真剣に生き抜きたい。
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