塩野七生(ななみ)氏の心に響く言葉より…
この頃の若者の傾向として、
これは若者の傾向にかぎらないのではないかと思いますが、
そのためにはまず、「自分」が何かがわからなくては困ります。
しかし、私は、
ですから、自分が何なのだろうかなどと考え過ぎると、
そんな時に、誰か非常にカリスマ性をもった人物に「
あのオウム真理教がそうです。
理科系の秀才たちが多数加わっていて、
当然じゃないかと思いました。
何しろ、理科系の人は、建築も、医学もそうなんですけれど、
そういう人たちは、別の分野から刺激を受ける機会が少ない。
ましてや、それを耕す時間的な余裕もありません。
そういう、他の刺激を得られにくい人たちが、
他からの刺激がないというのは、無菌状態と同じことです。
免疫性のない状態が続いているのと同じことなんです。
だから、そこへ菌が入って来ると、 途端にやられちゃうのです。
つまり、刺激というものは毒でもあるんですね。
要するに菌なんです。
毒だからこそ、有害にならない程度に始終受け入れているほうが、
刺激を受けるたびに、
多くのことに好奇心をもつのは自分を豊かにすることになるだけで
ところが、自分の気の合う人たちだけとか、
こんなことは、あなた方の若さで言わないでください。
そういうことが言える、言ってもいい年齢というのは、まあ、
でも、十五歳とか二十歳で「いえ、
蓄積のない、何もない状態のままで行こうというわけですからね。
そんなふうに行くと、ちょっと強力な菌が来た時に、
だいいち、そんな生き方、そんな人生は面白くないですよ。
『生き方の演習 ―若者たちへ―』朝日出版
「人がいい」とか「おとなしくて控えめ」という性格は尊い。
しかし、いつもおとなしいだけだと、世の中は渡っていけない。
相手が明らかに悪意をもって、だましにかかってきたり、
悪人はパワーがあるからだ。
無菌状態で育ってきた善人は、
悪人だけでなく、
そんなとき、何も言い返さず、
斎藤一人さんは「威張っちゃイケない、ナメられちゃイケない」
一生のうち一回は、一発パツンと言っておくと、「あいつ、
いつも様々な人と会い、色々なところにでかけ、
そして、多くの異なった人生を知ることができる。
それが無菌状態から脱出する最良の方法。
人生を面白おかしく生きるため…
好奇心のおもむくまま、たくさんの刺激を受ける人でありたい。
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