小林正観さんの心に響く言葉より…

 

 

若いころは夢や希望を持ち、何かを得たいと思うものです。 

 

そのパワーやエネルギーが強ければ強いほど、それが原動力となって前へ前へと突き動かしてくれる。

 

努力する、頑張るといったことが追い風になるでしょう。 

 

 

ところが、人生は折り返し地点を過ぎると風向きが一気に変わります。 

 

今まで追い風だったエネルギーや力が突如として向かい風となる。

 

何かを得たいと望めば望むだけ、求めれば求めるだけ、向かい風は強さを増していくのです。

 

 

信じてきたものが逆に壁として立ちはだかる。

 

そんなイメージです。 

 

そうなったときにどうすればいいのか。 

 

 

「執着やこだわりを捨てる」ことです。

 

何かを得ようとしていた「我」をどんどん手放すことで向かい風は和らぎます。 

 

もちろん、それらはあなたが大切にしてきたものですから、簡単ではないでしょう。

 

しかし、一つひとつ吟味して、自分に必要なものなのかどうかを確認していくことは、人生の後半において、とても大切な時間となります。 

 

そのうちに「捨てること」が追い風になりはじめる。

 

その風に安心して身をゆだねることができるようになれば、心も身体もラクに軽くなってくるのです。

 

 

 

努力ゼロの幸福論』大和書房

努力ゼロの幸福論

 

 

 

 

 

 

小林正観さんは、人生の折り返し地点を40歳または50歳くらいとしています。

 

しかし、それを60歳か65歳の定年を過ぎた頃、とするとこの話はよくわかります。

 

役職もなくなり、収入も減り、会社の人間関係もなくなり、世間が狭くなる。

 

 

そうなったときは、当然、若い頃と考え方を変えないと、正観さんのいう、「今まで追い風だったエネルギーや力が突如として向かい風」となります。

 

これに対する方法が、「執着やこだわりを捨てる」ことだといいます。

 

 

「執着やこだわり」を捨てるのは難しくても、自分が今までため込んできた、物や洋服、バッグ、食器、靴、寝具、家電、等々を捨てることはできます。

 

「1年以上使っていないもの」「サイズが合わない洋服」「もらったけど使っていないもの」「念のために置いてあるもの」「デジタル化できるもの」等々、今のライフスタイルに合っていないものは捨てる必要があります。

 

ミニマリスト、とまではいかないまでも、人生の折り返し地点を過ぎたら、シンプルライフを目指すべきです。

 

 

逆に、物を捨てると、「執着やこだわり」も捨てることができるものです。

 

思いが詰まったものであればあるほど、捨ててしまえば、新たなスタートができます。

 

 

 

近藤麻理恵(こんまり)氏のこんな言葉があります。(人生がときめく片づけの魔法)より

 

 

「何を所有したいのかという問題は、実際には自分の人生をどのように生きたいのかという問題です」

 

「何かを手放せない理由を深く掘り下げると、過去への執着と未来への恐れの2つしかありません」

 

「”片付け”とは過去に片をつけること」

 

「片付けを始めた瞬間から、人生をリセットせざるを得なくなります。その結果、あなたの人生は変わり始めます。」

 

 

 

物を捨てることは、「執着やこだわり」を捨てること。

 

捨てれば捨てるほど、心も身体もラクに軽くなってきます。

 

 

 

努力ゼロの幸福論

 

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