小林正観さんの心に響く言葉より…

 

 

「交通事故で追突された。どういう意味があるのでしょう」 「病気で一週間仕事を休んだ。どういう意味があるのでしょう」 「友人にお金を貸したけれど返ってこない。どういう意味があるのでしょう」 

 

ありとあらゆることに「どういう意味があるのでしょう」「何か私に教えようとしているのでしょうか」とつねにそうやって問いかけてくる人がいます。 

 

それは質問というかたちをとって、自分が気に入らないことを言っているだけに過ぎません。

 

「これが気に入らない」「あれが気に入らない」「これが思うようになっていない」と愚痴や泣き言を言っているだけ。

 

 

本人は質問のかたちをとっているのですが、「どういう意味があるのか」と問うこと自体が現象を否定している。 

 

だから、そんなことにいちいち関心を持たなくてもいい。

 

ただ淡々とやっていけばいい、とずっと言い続けています。 

 

その人たちは、質問というかたちをとって問いかけてくるのですが、要するに、 「私が気に入るように、正観さん話してください」と言っているのです。

 

 

 「そこから先は神の領域」という思想があると、いつも心穏やかに生きていくことができます。

 

私はつねにそういう概念があるので、すごくラク。

 

ストレスの少ない生活をしています。

 

 

 夢や希望に満ちあふれているというのは、「あれが足りない」「これが足りない」 「あれ欲しい」「これ欲しい」と言っていること。

 

結局ストレスになって思いどおりにならない。

 

思いどおりにならないのは、「思い」があるからです。 

 

「思い」をなくして、自分が頼まれてやるはめになったことについては、何も考えないで、「はい、わかりました」と言いながらやっていけばいい。 

 

そう思っている人は、ストレスがたまらない。

 

ストレスがたまらない状態だと、自分が一番ラクに生きることができます。

 

 

ありがとうとお金の法則 (だいわ文庫)

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人に問いかけるのではなく、自分自身に「なんでこの病気になってしまったんだろう」と問いかけることは、時にはあってもいいと思います。

 

「不摂生したから、こうなった。気をつけよう。これは何かのメッセージかもしれない」と、反省するような時です。

 

しかし、これも程度問題で、問い過ぎたり、詮索しすぎると心が病みます。

 

 

また、人に問いかけるということは、「自分が納得したい答えを得たいため」ということが多いものです。

 

それは例えば、「コールドリーディング」を望むようなものです。

 

コールドリーディングとは、事前に相手の情報を収集していないのに、相手の気持ちを言い当てるというテクニックのことです。

 

インチキ臭い占い師がよく使うテクニックです。

 

 

 

白隠禅師はこう語っています。

 

 

良しきも悪しきも みな打ち捨てて

 

生池の白池で 月日を送れ

 

さわりゃ濁るぞ 谷川の水

 

問うな学ぶな 手出しするな

 

 

行徳哲男師は、この白隠禅師の言葉を引用し、現代人は「なぜ?」を問い過ぎる、と。

 

『WHYカルチャーという「なぜ?」の文化を発達させ過ぎることで国力が弱り、亡国に至ったのがローマであり、ギリシャです。

 

現象の背後に何があるのかを詮索し過ぎたり、追跡し過ぎたりするよりは、そのまま食べてしまえばいいのです。

 

ですから、人間は煩悩を生きることですね。』(テンミニッツTV)より

 

 

 

何かが起きたとき、あれこれ意味を問わず、「ああそうですか」「なるほど、そうなりましたか」とまるごと受け入れる。

 

そういう人にはストレスがたまりません。

 

意味を考えすぎない人でありたいと思います。

 

 

 

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