中村天風師の心に響く言葉より…
いいですか、「神や仏に救われたい」
これが、私のいちばん言いたい点なんであります。
なんべんもくり返しますが、「天は自ら助くるものを助く」
自分自身の生命、自分自身の人生というものは、
また、守れるように各人にその力が与えられているのです。
それは心の態度が積極的なときに発揮せしめられるのです。
ですから、自分の人生を、
よしんば身に病がおこった場合であろうと、
わかるかい?
もっとはっきり言えば、「たとえ身に病あれど心まで病ませない、
病になっているのは肉体であって、
それを一緒になって、
これがいちばん大切なんであります。
運命だって、心の力が勝(まさ)れば、
昔から言うでしょう。「勇気は常に勝利をもたらし、
また、もう一つの言葉に、「断じて行えば鬼神もこれを避く」と。
これはいずれもみな精神態度が積極的でなければならないことを、
心の態度が積極的というのは、いついかなる場合であっても、
どうですか、みなさん方。
自分自身でおごそかにお考えください。
これまで人生に生きてこられたときの心は、
何ごとも事なき日はさもあらば、
たとえば、朝おきてちょいとでも熱があると、あたふたして、「
大人でも変わったやつになると、
尊さも強さも正しさも清らかさも、どこかへ吹っ飛んでしまって、
世間には多いって言わないと、あなた方に失礼ですからね。(笑)
『君に成功を贈る』日本経営合理化協会
池波正太郎氏の小説「真田太平記 五」の中にこんな一節があります。
『「危難に遭遇したときは、まず、笑うてみよ」 と、横沢与七は(向井)佐助に教えた。
数人の敵の刃や槍に囲まれ、 (もう、これまで......) 死ぬる覚悟をさだめたとき、与七は、「まず、笑うてみよ」 と、いうのである。
笑えるわけのものではないが、ともかく、むりにも笑ってみる。
すると、その笑いが、おもわぬちからをよび起こしてくれる。
むりに笑った笑いが、「なんの。ここで倒れてなるものか」
ともかくも、まず、些細な動作を肉体に起こしてみて、
これはまさに、中村天風師のいう「肉体は病気になっていても、
「笑う」という肉体の操作をすると、心が変わってくる(
また、アメリカの著名なジャーナリストのノーマン・
お笑いのビデオを見たり、本を読んで笑い漬けの生活を送ったら、
たとえ、病気になったとしても、心まで病気になってはいけない…。
どんな状況になっても、「まず、笑ってみる」ことができる人でありたいと思います。
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