橘玲氏の心に響く言葉より…
ここでは、コンピュータの世界で使われてきた「HACK」が"
初期のハッカーたちはコンピュータやネットワークの「システム」
脳のニューロンは発火するかしないかの「二進法」で、遺伝子(
金融市場はマネーというデータの巨大ネットワークで、
社会はヒトという個体の大規模なネットワークだが、
だとすれば、これらのシステムはすべて(
こうした発想は、近年(とりわけ21世紀以降)、
世界はいま、知識社会化、グローバル化、
この人類史的な出来事によって社会はとてつもなく複雑になり、
これを私は「無理ゲー社会」と呼んでいる。
わたしたちは一人ひとり異なる個性があり、
この能力やパーソナリティのばらつきが、失業や依存症、貧困・
知識社会の高度化というのは、端的にいえば、
ハードルが高くなれば、当然、
その結果、純化した知識(学歴)社会のアメリカでは、
世界じゅうで平均寿命が延びているときに(コロナ前)、アメ リカでは低学歴の白人の平均寿命が短くなるという驚くべき事態が
その怒り が、「右派ポピュリズム」
だがいまでは、知的スペックのハードルがさらに上がって、
こうして、「不満だらけのエリート・ワナビーズelite-
「リベラル化」というのは、「自分らしく自由に生きたい」
それがたちまち世界じゅうの若者を虜にし、
これはキリスト教やイスラームの成立に匹敵する人類史的な出来事
リベラルな社会では、「わたしが自由に生きるのなら、
この自由の相互性によってあらゆる差別は許容されなくなり、
これはもちろん素晴らしいことだが、
社会のリベラル化が進み、誰もが「自分らしく」
これによってわたしたちは法外な自由を手にしたが、
リベラルな社会では、人種や身分、
誰もが自由に生きられる社会では、至るところで「わたし」と「
東京オリンピックで、
社会のリベラル化はこうしたやっかいな衝突をあちこちで勃発させ
だがいちばんの問題は、複雑な社会(人間関係)
知識社会化とリベラル化が引き起こした状況を、
国境の壁が低くなったことで、GAFA(Google, Apple, Facebook, Amazon) のようなプラットフォーマーは、世界じゅうからきわめて賢い者たちを集め(
その一方で、
わたしたちは人類史上、あり得ないようなゆたかさを実現したが、
『裏道を行け ディストピア世界をHACKする (講談社現代新書)』
「無理ゲー社会」とは、
現実においては、乗り越えられないような困難や壁を指す。
それは、社会が昔に比べ(物質的には)
ルサンチマンとは、弱者が強者に対して抱く「恨み」や「嫉妬心」
「無理ゲー」について、橘玲氏は本書の中でこう述べている。
『ゲーマーは、攻略できないゲーム(無理ゲー)は「ハック」か「
既存のルールを無視して「裏道(近道)」を行く。
同様に人生が攻略不可能だと感じたら、
例えば、金融市場を「ゲーム」と見なして攻略(ハック)
また、あらゆる企業が消費者の脳の報酬系をハックし、
さらに、テクノロジーの進歩によって、
そして、『才能のある者は人生を攻略(ハック)し、
だからこそ、常識やルールの「裏道を行く」ことが必要だ。
「人の行く裏に道あり花の山」という投資の有名な格言があるが…
人生の難易度が上がっている現代、時には
裏道を行け ディストピア世界をHACKする (講談社現代新書)
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