舩井幸雄氏の心に響く言葉より…

 

 

◆《「がんばること」の大義名分》

 

人間として生まれてきた以上、1.アタマをよくし、2.意思を強め、3.力をつけて、世のため、人のために奉仕しなければならない。

 

この力をつけるためには、「勉強好き」で「素直」であり、そして「プラス発想型人間」になるのが一番近道である。

 

なぜなら、これらの三条件を満たすと、人は「がんばること」の大義名分をつかむからであり、がんばらないと、アタマもよくならないし、意思も強まらないからである。

 

 

 

◆《人生は勉強のためにある》 

 

アタマをよくし、人相をよくするように努めることを「勉強する」というと、 人生=現世は勉強のためにあるようである。 

 

その勉強の結果が、造物主によってテストされ、死後とか来世が決まるのではないだろうか......こう考えるのが一番楽である。

 

良心に恥じることもしなかったし、人のため、世のためにも尽くせたし、一生、努力を続けたし、よかったな あー...と思って死ねるために、われわれの人生があるようだ。

 

だから、そのためにがんばろう......というのが、今の私の人生観である。

 

 

 

◆《世の中は日々、生成発展している》 

 

私は、「生成発展」というコトバが好きである。

 

というより、世の中は、日々、 生成発展していると思っている。

 

昨日より今日のほうが、間違いなく進んでいるし、今日より明日のほうがさらに、よいほうに進んでいると思っている。 

 

これが「過去オール善」という考え方や、「他者オール肯定」という目標になったのだが、これは、宇宙の真理として、何人も肯定するのではないだろうか。 

 

もちろん、ミクロに見れば、若く元気であったときに比べて、老いて病むと、昔のほうがよかったようであるが、それは肉体的一個体のことであり、一個体の肉体上の成長、成熟、必滅のライフ・サイクルを通じて、精神が生成発展を続けることは間違いない。

 

さらに種として見るとき、子が生まれ、成長し、老いて去るということこそ、最高の生成発展の条件でもある。

 

 

 

◆《世の中で起こることは、すべて必然》 

 

世の中で起こることは、すべて、必然的に起きています。 

 

失敗も例外ではありません。

 

運が悪い、たまたま悪い偶然が重なってしまったという見方がありますが、それは、ことの必然性を自分が認識していないだけであって、本当は、すべて起こるべくして起こっているのです。 

 

さらにいえば、これもサムシング・グレートの采配です。

 

失敗しなければ、失敗しないための工夫も生まれません。

 

つまり、サムシング・グレートは、私たちに失敗から何かを学ばせるべく、あえて失敗をさせるようです。

 

 

 

◆《まずは肯定し、必然だと思うこと》

 

たとえ身を切られるほど悲しいことでも、まずは肯定し、必然だと思ってみることです。

 

そのうえで、全身全霊をかけてことにあたり、よき未来を確信するようにしていれば、自ずと道は開けていくもののようなのです。

 

 

 

未来を変えるクセづけ―舩井幸雄の金言集』海竜社

未来を変えるクセづけ―舩井幸雄の金言集

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本書の中に《死を肯定的にとらえる》 という心に響く一節があった。

 

 

『「世の中で起きることは、すべてが必然、必要、ベストだ」というのは、プラス発想のための必然的な条件です。

 

現実の世の中では苦しいこと、つらいことに遭遇することが多いものです。

 

そのときにいちいち怒ったり、嘆き悲しんだり、クヨクヨ心配していると、マイナス発想になってしまいます。 

 

たとえば父親が死んだとき、これを「よかった」と思うのは至難のわざでしょう。

 

だがこんな場合でも、プラス発想をするには「死ぬにもそれなりの理由があった。だからそれでよかったのだ」と思ったほうがよいのです。

 

そう思うためには、死ぬことそのものを肯定的にとらえればよいのです。 

 

「死を肯定的にとらえることができれば、あとのことはどんなことも楽に肯定できるようになります。

 

死が人間にとって一番のマイナス発想の材料です。

 

これは 死ぬことを悪いと思うことが、まず問題なのです。

 

いろいろな宗教を調べてみますと、どれも死について否定的ではありません。

 

悪いことをすると地獄に堕ちると教える宗教もありますが、私はそういうことはないと思っています。』

 

 

世の中に起こるすべてのことが、必然、必要、ベストだという。

 

これは、すべてのことを絶対肯定するということ。

 

肯定できる人は、「あれがあったおかげで、今の自分がある」と感謝する。

 

つまり、感謝の人生だ。

 

 

しかし反対に、否定する人は、「あんなことがあったせいで、今は散々だ、ツイてない、最悪だ」と文句や愚痴を言う。

 

つまり、不平不満の人生だ。

 

 

稲盛和夫氏は、「この世に何しにきたのか」と問われたとき、

 

それは、「心を高めること」、「魂を磨くこと」にある、という。

 

「生まれたときより、少しでもましな人間になる、すなわち、わずかなりとも美しく崇高な魂を持って死んでいくためだ」と答える。

 

 

だからこそ、人生は勉強のためにある。

 

自らの心を高め、魂を磨き続ける人でありたい。

 

 

 

未来を変えるクセづけ―舩井幸雄の金言集

 

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