致知出版社、藤尾秀昭氏の心に響く言葉より…

 

 

 

地球に住む生命体に宇宙は等しく天敵を与えた。

 

天敵がいなければあらゆる生命は増長し、蔓延(まんえん)、跋扈(ばっこ)する。

 

それは調和を愛する宇宙の心に反するということだろう。

 

 

ただ、限りない生命体の中で人間にだけ天敵がいない。

 

なぜか。

 

長い間の疑問だったが、ある時思い至った。

 

人間の天敵は外ではなく、心の中にいるのだ、と。

 

 

人間を襲い、蝕(むしば)む天敵。

 

それは心の中に巣くう不平不満である。

 

事あるごとに沸き起こってくる不平、不満、愚痴こそ、人間を滅ぼす天敵である。

 

 

 

人間を損なう天敵の対極にあるもの、それが感謝である。

 

心が感謝の思いに満ちあふれた時、あらゆる不平不満は一気に消え去る。

 

感謝こそ、人間という生命体を健やかに成長させる根幹である。

 

 

ポケット名言集「小さな人生論」 (「小さな人生論」シリーズ)』致知出版社

ポケット名言集「小さな人生論」 (「小さな人生論」シリーズ)

 

 

 

 

 

本書の中に「運命をひらく鍵」という一文があった。

 

 

『与えられた条件の中で、

 

運命を呪(のろ)わず、不平不満を言わず、

 

いま自分にできる最善の努力をする

 

…運命を切りひらく鍵はそこにある。』

 

 

 

何かを頼まれたとき、結局最後は受けるのに、何かひとことを言ってしまう人がいる。

 

「いま忙しい」とか「なんで私のところに持ってくるの」、「他にも引き受けているから」とか。

 

ニッコリわらって「はい、喜んで」と引き受ければ、相当値打ちが上がるのにもったいない。

 

 

毎日を、喜び、楽しみ、面白がり、そして…

 

「感謝」多き人生を歩みたい。

 

 

 

 

ポケット名言集「小さな人生論」 (「小さな人生論」シリーズ)

 

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