伊藤羊一氏の心に響く言葉より…
インターネットの普及のおかげで、
インプットについては、これほど恵まれている時代はない。
けれども、毎日大量のネットニュースを読み、
むしろ、大量にインプットしながら、モヤモヤすることは多い。
他人のアウトプットを消費して、「すごいな」「役に立つな」「
そんなモヤモヤを、心の中に降り積もらせてることもあるだろう。
デジタルの力で人とつながることは容易になった。
では、誰もが他人といいつながりを作れているのか。
足りないところを補い合い、
モヤモヤを溜め込んでいても、がんばっていないわけではない。
むしろ、向上心があって勉強熱心だったりする。
本を熱心に読んで、ウェブ上でも常に情報収集をして、
あなたにも、表現することはある。
あるに決まっている。
あなたは他の誰でもないあなたである。
あなたが自分の中にあるものを表に出せば、
世界をよりよく変えていくための貴重な種になるのだ。
だから、表現しよう。
アウトプットしよう。
あなたにもアウトプットするべきものは、たくさんあるし、
僕がこの本で言いたいことは、
「モヤモヤをエネルギーに、自分を表現しよう」
ということだ。
そのモヤモヤは、
「自分を知り、表現したい」
という欲求だと思う。
経営者がビジネスを通じて自分の理想を実現しようとするのは、
ミュージシャンが楽曲を通じて表現をするのと同じだ。
「モヤモヤしている人は、
結論を言ってしまえば、「とにかくステージに立とう」
「どうしたらできるようになるか、じゃなくて、
『ブレイクセルフ 自分を変える思考法: 職場で、人前で自分を出せない人のための』世界文化社
人生を舞台にたとえるなら、世界中の誰もが舞台(物語)
つまり、75億人分の舞台(物語)があるということ。
その舞台では、自分が主役となり、脚本も書き、
その舞台には、友情出演してくれる多くの友人や会社の仲間、
本当は、生きているということだけで、
華々しくて、自己表現が上手で、有名人となり、
ひっそりと、淡々としていて、つつましやかで、
どちらの舞台がすぐれている、というわけではない。
神様からみたら、どれも同じ舞台。
ただどちらの舞台でも、一生懸命に演じているか、それとも、
誰にも見られていないからと、手抜きして適当に演じたら、
本当は、多くの人が、
そして、観客にも神様にも、
誰にとっても、一度しかない舞台。
いい加減に演じるにはあまりにもったいなすぎる。
どうせ、ステージに立つなら、最後の最後まで、
ブレイクセルフ 自分を変える思考法: 職場で、人前で自分を出せない人のための
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