プチ信の部屋 -618- 17/10/22
今回は「コミュニケーション力を考える」
企業が社員に求める1番の能力は「コミュニケーション力」だそうだ。
概して…
物怖じして人とあまり話が出来ない学生は「自分にはコミュニケーション力がない」と思っている。
逆に話題豊富で話し好きな学生は「自分にはコミュニケーション力がある」と思っている。
ここで「コミュニケーション力」とは何かを考える必要がある。
アスペルガーの方は「人とコミュニケーションがうまくとれない」と言われている。
その事例として「人の話に興味が持てず聞けない」とか
「相手の興味と関係なしに一方的に話をする」というのがある。
と…なると「コミュニケーション力」というのは
「自分の思っている事を発信する表現力」だけではないという事になる。
きっと
「相手の話を聞く傾聴力」
「その話が分かる理解力」
「自分の考えに同調してもらう説得力」
「相手の考えに寄り添える協調性」
「違う意見も取り込める寛容性」。
そういった事も重要になってくる。
そう考えると「コミュニケーション力」の第一歩は相手の気持ちを察する力でないかと僕は思う。
いくら美味しい「チョコレート」でもチョコレートが好きでない人にすすめたら、それは迷惑にしかならない。
相手の気持ちを考えず「楽しいだろう」「いいことだろう」は押し付けになる危険性があるのだ。
うまくいったとしても自分の思いをただ伝えただけだとしたら
それは偶然であって「コミュニケーション力」があるわけではない。
当然、相手の気持ちを忖度し、それに従う事がコミュニケーションだとは思えない。
相手の考えを理解した上で自分の考えを伝え、議論し、お互いが納得できる結論を導き出す。
それが「コミュニケーション力」が高い人の行動。
そのための基礎は相手の気持ちを推し量る事。
「口下手な学生」も「話し好きな学生」も「コミュニケーション力」を高めたいのであれば
…相手の気持ちを理解しようとする努力が必要である。
自分の常識が他人の常識だとは限らない!という基本的な考えのもと
…「相手を理解しよう」としなければ「コミュニケーション力」は鍛えられない。
ただ、「口下手な学生」と「話し好きな学生」に大きく違う点がある。
それは「口下手の学生」は「コミュニケーション力」を付けたいと思っている事が多いのに対し
「話し好きな学生」は「コミュニケーション力」をすでに持っていると思っている事が多いという事。
まぁ…これは学生だけの話ではないが…。FIN.
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