自転車 | お母さんのゆいごん~結い言~プロジェクト

お母さんのゆいごん~結い言~プロジェクト

大切な人を失った時、
心を支えてくれるのは、
たった一言の想いかもしれない。

わたしからこどもたちへの、
わたしから大切な人たちへの、
わたしのゆいごんプロジェクトです。
わたし自身のために書いているだけなので。


小5になる次男。
自転車に乗れない。
乗れなくていいと、私は思っていて。
うちは坂の上だし、
危ないから。

でも、
長男もそうだったけど、
友達と遊ぶのに、 
走ってついていくのには、限界が来るらしい。


先月の誕生日に、
新しい自転車を買ってあげたのに、
一向に練習しない。 
いつまでも乗れないよ!
発破かけても無視。

仕方ない。 
うちの前はすぐ坂だし、
練習出来そうな場所がない。
公園に行こうと言ってもしかめ面。


わかった!
誰もいない夜なら、公園で乗れるよ!
そう提案したら、
ニコニコになった。
そりゃそうだよね、見られたくないもんね、
カッコ悪い姿。


自転車と格闘すること、
30分。
とりあえず乗れるようになった!
一人で出かけるのはもう少し先だけど、
あっという間にできそうだね。

そんな顔するんだね!
めっちゃ嬉しそうだったー。
「怖い」
何度も心臓を叩いて、気合いを入れて、
怖さを吹き飛ばしてた。


まだまだ体も小さい。
でもこんなに大きくなってた。
皆が自転車なのに、
自分だけ走ったり、
キックボードだったり、
それが
恥ずかしかったと、教えてくれた。
プライドがあるけど、
笑いに変えて、ごまかしていた。
そんな悔しかった気持ちを教えてくれました。

でも、もう大丈夫。
みんな、ビックリするね!

そんな次男を見届けた、
私と公園の満開の桜たちです。