
惑星共鳴装置@目黒庭園美術館10月1日〜2日
無事終了いたしました。
ご来場いただいた皆様、ご挨拶できないままの方もいらっしゃるかと思います。
この場を借りて、改めて、ご来場ありがとうございました。
私はトップ写真よろしく、美しい庭園の芝生の上を縦横無尽に
お蝶夫人として駆け巡っておりました。
このお蝶夫人コンセプトは、遡ること今年の春頃かな?
1つ前のAntibo公演である今年5月の「A界隈」のお話があった時点で
初期型×ベケットが決まっていたこともありほとんど作品に関われなかった分、
この庭園美術館にすでに照準を“一人で勝手に”合わせていました。(笑)
(笑)とはなってますけど、私の中では真剣で
どのくらい真剣かというと、わざわざ実家に青春18きっぷで当時のラケットを
取りに大阪まで弾丸往復したくらいです。(笑)
あ、やっぱり「(笑)」が出てしまう(^^;
や、でも気持ちは本気でそこに向かってまっすぐでした。
それはさておき、
お蝶夫人プロジェクトはもっしゅの1人勝手に進めていた個人プロジェクトで、
もともと数年前から個人的にテニスウェアに興味を持っていた
というのもあったのですが、そこにあの庭園美術館の庭園でパフォーマンスが
できると今冬頃聞いた時に、「あ、お蝶夫人だ!」とすぐ脳内リンクし
なんかこう、“全てが一致した”
そんな感覚を覚えました。
そんなタイミングですぐにメルカリで見事なまでの
エースをねらえ!なこのウェアをわりと競ってGET。
といっても、
私の中ではあくまでもコスプレが今回のお蝶夫人プロジェクトにおいて
重要なことではなくて、
一番大事で最重要にしていたのは、
●お蝶夫人の気品ある声
●言葉
でした。
なので、次は電源を要しないポータブルのアンプスピーカーが必要でした。
もともとお蝶夫人の名言集は以前から響くものがあったので、
言葉のチョイスはあとでじっくり練るとして、その言葉を届けないといけないアンプ!
今までの公演では現場でマイクを用意してもらってたのを使うだけでしたが
過去2作品において電気トラブルでマイクがONにならなかったりが続き
声を整えて言葉を自分の中に刷り込み仕上げて臨んでも
一瞬で存在自体が消えてしまう。ちょっぴりそんな切ない経験があり、
かといって誰かを責めたり責められたりっていうのもしたくない。
じゃあ、自分の責任でセッティングしてみよう!
ということになり、
所持したことがないアンプを素人が1から探す旅が始まりました(^^;
今回は屋外での使用なので、どのくらいの馬力(←最初はW数で測ることも知らずw)
が必要なのか色んな知人に聞いて、ネットで調べて・・・etc
そんな時にJBの映画をアップリンクで観て、当時ツアーでJBチームがVOXのアンプを
同行させてたのをみて、なんかいーなと思ってたら
またまたちょーどいいタイミングでメルカリアッテで美品のVOXアンプが出品されてる!
しかもJBの頃のクラシカル仕様!
(この頃屋外では30Wはないといけないのを知らないず

本機5W

)
とりあえず使ってみないとわからない!と思い、和光市まで遠征して純朴そうなバンド女子に数千円で譲ってもらい見事GET。
そのあとは、ようやく大事な言葉を選ぶ作業。
お蝶夫人が実際放ったアニメでの名言と、
ツイッター等で個人的に響いた言葉をお蝶夫人風にアレンジ。
ーーーーーーーーーーー
[speach 1]
“ 勝とうとすることなどなくてよ。あなたのプレイをすればよろしいのよ。
この一球。 常にそれだけでよろしいのよ ”
[speach 2]
“ 何なんですかそのプレイは! 負けることを怖がるのを およしなさい!
もし負けても 私はあなたに責任を押しつけたりしない。
それより、 力を出し切らないプレイをすることこそを 恐れなさい!!”
“「試合の機会が欲しいから」という理由で 知らず知らずのうちに
よくないことと分かりつつ太いもの 大きなものに巻かれていく
プレイヤー・アーティスト・企画者を見るたび、ワタクシ
とても悲しくってよ。
いずれそういった妥協が巡り巡って自分に跳ね返ってくるというのに。
なんと愚かなことですの。”
(※1)引用元:tweet by @somachiaki
“ 神聖なるコートに だらけた心で立つことは テニスへの冒涜です!
そして 神聖なるステージに だらけた心で立つことは
パフォーマンスアートへの冒涜です! ”
[speach 3]
“ 追ってきなさい ひろみ。 あたくしは永遠にあなたの前を走る。”
“「自分がやる」「自分にならできる」 そういった自我の強さが表面にでている者は
頂点に登りきれない。 天才は無心なのです。
・・・と、あたくしの諸先輩方は仰いました。 しかしあたくし、
意義がございます。
(※2)
あなたが世界のプレイヤーを目指すのであれば、主張をしなさい。
あなたの主張はわがままでも、生意気でもない。
この国では主張をすること、意見を言うことにより
「生意気だ」「あのヒトは厄介な人だ」と思われる。
ですが、世界を相手に経験を積んできたあたくしの意見として、
それでいいのよ。
たとえ周りが厄介者扱いしても、あたくしはあなたの味方よ。
あなたの意見を仰ってよくってよ。
あなたは主張すべきなのです。”
ーーーーーーー
特に注釈※印のないものは、お蝶夫人の名言そのまま。
(※1)の元のツイートは「試合→公演」となり、プレイヤーは,
アーティスト・企画者のところにテニスの世界っぽく追加したものなのですが、
舞台芸術に尽力を注いでいらっしゃる相馬さんのツイートが
すごく辛辣な言葉だけど絶対私たちのような業界の俳優・ダンサー・
演出家etcなどには絶対刺さることがあり、共感と今後も肝に銘じたい気持ちもあり
お蝶夫人の言葉として取り入れた次第です。
(※2)については完全にワタクシもっしゅの意見です。
実際帰国して、純国産の某大手企業でテレオペバイトしていて、顧客満足度は高い反応
頂いても、会社で主張してきたのが「愛社精神がない」と判断され時給が勤務して7年以上上がらないという、まさに「出る杭は打たれる」システムの渦中にいるので(^^;
ただ、お蝶夫人というフィルターを通して出たもっしゅの言葉は帰国して以来ずっと変わることはないです。本当に世界を目指したい人にとってはね(^_-)
あ、あと
[おまけ]
“ お蝶夫人研究に没頭。そして緑川蘭子役のほうがセリフ回しが自分には
合ってるような気がしてきた。いや、今回はお蝶夫人なんだよ。"
(9/23 @mosh_hrm)
これはもっしゅ、というかひろみの葛藤を描いた創作ノート的な
(^^;ww
そして、上記スポークスウーマンしたあとに
シーナ・イーストン(♪Almost over you)
ホイットニー(♪All at once)
ユーミン(♪翳りゆく部屋)
のバラードを日替わりで歌い、全員のダンスシーンに合流。
小道具関係では、ラケット取りに実家の大阪に帰った先で
奇跡的にも巨大テニスボールがあったのも運命だし、
本番直前にはまたしてもメルカリでお蝶夫人ボリュームを出す
つけヅラを都内の親切な方に庭園美術館まで送ってもらい
見事間に合ったのも運命だったように思います。
そんなことが連なって、本番に挑んだ次第です。
出演者としては大勢いるキャストのうちの1人として
チラシには出ているけど、
今回に関してはほんとにセルフで企画・本番まで作り上げたので
せめて当日パンフレットに別途名前入れてもらえたらと交渉する
つもりでしたが、美術館側でそういう劇場形式な作業は経験がなく
当パン用意しないというのが判明
なので、このブログをもってして(^^ゞ
ご意見ご感想叱咤激励ぜんぶ私が引き受けます!
ちなみにスピンオフ企画2は10月22日放送の
『もっしゅのFOXY Music』最新回で!
Ocho-Fujin concepted&produced by HIROMI IWASA
アフタヌーン・ティー英国風意識w 小鳥もいる細やかさ

死闘の戦いのごとく

テニスボールでかっ!
(special thanks: essential store@大阪)

よーっしゃ、今日はこのくらいにしといたるわ(息あがるw)

ちょっとハリウッドセレブがパパラッチ誌に撮られた風?!

スポークスウーマンしてます

多分シーナ・イーストン熱唱かと

こんなショットはなかはしさんだけ

滅多に出ないスマッシュ(私前衛だったので(^^;)

バック

ダンサーの中でも素振りはかかさなくってよ

ラストシーン

photo by KAZUYA NAKAHASHI
(なかはしさんにはほんと専属で撮影していただき公式では滅多にないショットもあり光栄ですってよ
)