義父母の前で夫にキレる私。 | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

トレーラーの修理も終わり

ようやく次の目的地に行くことができる。

 

出発の朝。。

朝食を済ませ

バタバタと荷物を積む。

 

夫と義父・・

出発時間が近づいているのに

まだトレーラーの修理箇所を眺めては

あーでもない

こーでもないと言う。。

 

いつまでやってるつもりだ。。

 

出発時間を気にしない

彼らの態度に

ほとほと嫌気がさす。

 

前回(砂漠で)もそれで

大変な目にあったのに

また同じことを繰り返すのか・・。

 

今回行く場所は未知の世界。

どのくらい時間がかかるか

ぜんぜん予想はつかない。

仮にこの前のガイドさんが教えてくれた

5時間が正しい時間でも、

それはオマーン人のラフな運転で

トレーラーを抱え

年寄り子供を乗せてるので

常に止まったりしないといけない状況の私たちとでは

多分、時間配分が違うはず。

 

だから、早く出発してせめて2−3時間

余裕を見ないといけないと・・

 

私ならそう考えるが

こいつらはそんな考えには及ばない。

 

こう言うの、日本人が得意なだけなのだろうか?

ちょっとした未来の計画とか

時間の配分とか考えるの

当たり前たど思うんだけども

どの国に行っても

日本人ほど

こう言うことを気にしない人ばかり。

 

まあ、人にもよるとは思うけども

割合的に

近未来の計画や危機管理みたいなの

下手な人が多き気がする。

 

夫はいつもは少しマシなんだけども

義父母が来ると

どうもカッコつけるのか

余裕ぶって見える行動が多い。

 

なんだろう?

イギリス人特有のものなんだろうか?

それとも夫家族の家訓なのだろうか?

どんなに切羽詰まっていようとも

余裕な感じを常に見せないと

気が済まない。。

 

かと言って

余裕ができるような行動をするわけでもない。

(早めに用意すると言う意味)

 

時間という枠に囚われない・・

そういう態度を見せることが美徳?

みたいな。。

 

そのことで何度失敗しても

全く反省どころか

同じ行動を繰り返すので

イライラする。。

 

しかし、何か言うと

私は心配性のレッテルを貼られるので

言うのも嫌。

 

正しいことを言っていて

実際に困るのは目に見えてるから

声をかけるのに

「心配しすぎだ」と言われるのは

腹が立つ。

 

だから言わない。

 

私は出発前

ものすごく不機嫌になりつつ

夫と義父が

モタモタしている間に

ほぼ全部の荷物を入れた。

 

そう、私は力持ち。笑

 

一回ぎっくり腰をやってから

すごく重いものは持たないようにしてはいるが

それでもクーラーボックスなどの

重いもの以外は

ほぼ全部運んだ。

 

イライライライラ

治らない。

 

何やってんだ?

出発前のこの時期に

今更何を見てる?

 

忘れ物を調べるために

部屋のチェックも

全て完了。

 

これ一人でやった。

このイライラ感。

 

最後に私が運べなかった

クーラーボックスなどを

運び入れたいのに

まだ話してやがる。

 

私は頭にきて

「急いで。

クーラーボックスを入れて。」

と言うと

 

夫はやっと周りを見て

全ての荷物が積んであることに気づく。

 

ここで・・

 

普通なら

「ありがとう」なのだが

 

うちの夫は変わってるので

そうは思わない。

 

「なんで勝手に荷物を積んだのだ?」

と言いながら

今度は荷物を降ろし始める。

 

「はあ??」

と私は怒りを露わにする。

 

「なんで荷物をおろす必要があるの?

クーラーボックスのスペース

ちゃんと取ってあるし。

そんなことより

時間ないのわかってるの?

 

また同じ失敗繰り返したいの?(遅れたいの?)

 

今更トレーラー見て

あれこれ言っても

仕方ないでしょ?

 

早く荷物積んで。

自分の思い通りにしたいなら

自分で先に荷物を積めばいいのよ。」

と完全にブチ切れた。

 

これまで全部女の私にさせておいて

感謝すらせずに文句を言い

さらに

荷物をおろすその行為は

我慢できなかった。

 

夫は私の話を無視し

無言で荷物を降ろし始める。

 

これ、夫にはよくあること。

以前、夫の荷物をパックした時

全く同じようにされた。

出発前だと言うのに

あまりにも荷造りしないので

私がしてあげたのだが

それが気に入らなかったようで

全部出して

また入れ直していた。同じものを。。汗

 

全く同じなのに

何が違うのか・・

 

私には意味がわからないが

夫にはこう言う変なところがある。

 

その悪い癖がこの場面で出始める。

 

ハラタツ。

もう、知るか。

勝手にしろ。

 

私は夫を無視し

車に乗り込んだ。

 

子供達も義母もこんなに暑い中待ってるのに。

そんなことも考えないで

余計な話ばかりして。

 

時間があればいいよ?

でも、チェックアウトの時間も過ぎて

部屋にも入れないし

外は暑いし

時間もないのに

なんの大切な話があるの?

 

結局彼らの話は

大した話ではない

いつもの義父の雑談を

一緒にしてただけ。

 

知ってるから余計に腹たつ。

 

夫の無駄な出し入れで10分ほど遅れ

やっと出発。

 

あの時クーラーボックス入れてたら

30秒で終わったのに。

アホめ。

 

こう言う気分の時

人は必ず自分の過去の選択を後悔する。

 

「なんで、私はこいつと結婚したのか。」

 

まあね。

いいところも悪い所もあって人間なんでね。。

いいことばかりじゃあないですよ。

 

わかってても

悪い部分が強調されたその瞬間は

そこしか見えないので

自分の選択を後悔する。。

 

まあね、すぐに

「選んじゃったもんは

仕方ないよね。。」に

気持ちは切り替わるけどもね。。

 

出発後車の中。。

夫は私がキレてることに

ようやく気づく。。

 

そして、ご機嫌取りを始める。。

 

あのさ・・

機嫌取るくらいなら

最初からしなきゃいいのに。。

 

と思うけども

双方ともカッカしてる最中は

そんなに冷静には考えられない。

 

今思えば

夫も義父の話を中断できずに

我慢してたのに

私に責められたから

余計に腹が立ったのかもと

思えるけども。。。

 

ご機嫌取られて

へそを曲げ続けるほど

私も意地悪はできない性分だ。

それに義父母もいるから

いつまでもへそは曲げれない。

 

そう思い、この気持ちを抑えて

態度を改めた私。

 

一旦、ガソリンスタンドで

ガソリンを満タンにした後

出発するのだが。。

道中、どう見ても何も売ってない道が

延々と続くような感じ。。

 

なので、このガソリンスタンドで

ガソリンをさしている間

私はガソリンスタンドの周辺で

何か食べ物を売ってる箇所を探す。。

 

クロワッサンなど

手軽に食べれるものをコールドストアで買う私。

(※コールドストア=レベルの低いコンビニのみたいなもの)

さらに、タンドリーしてあるチキンを発見。。

匂いがいいので

これをランチ用に2羽買うことに。

 

夫は私のところにやってきて

「それいいアイディアだね。。

美味しそうだよね。これ。

それと・・

さっきはごめんね。」

そうすり寄ってきた。

 

義父母がいるので

恥ずかしくて言えなかった

最後の言葉をきちんと言えたので

許すことにした私。

私は夫の言葉に

顔を見ずに何度か頷いた。

 

性格的にひねくれてるから

素直に謝れない私には

夫のこう言う行動はありがたい。

私には足りないところを

夫は持っている。。

「ああ、だから結婚したんだっけ?」と

さっきは過去の選択を後悔したのに

今度は過去の選択の理由を思い出す。。

都合のいい私。笑

 

さて、機嫌も直り(笑)

いざ、新天地へ。

 

道中最終的な行き先について

話し合った。

 

私以外は全員

島に行きたいと言う。。

私はシュガーデューンに行きたかった。

理由は。。

島に行く定期船に

今の時間だと

乗れないかもしれないから。。

 

ならば無難な陸続きの場所の方が

いいのではと思ったが

まあ、釣りに適した場所なのは

明らかに島の方だ。

 

砂浜で釣れる魚など

たかが知れてる。

 

だから、義父が島に行きたいと言うのは

予想はついてた。。

 

子供達も

ただ泳ぐよりは

色々な海の生物に触れた方が

面白いはず。

 

なので、無理を承知で

島に行く決意をする。。

 

 

思った通り時間がかかる道。

距離もあるが

高速道路だけではなく街の中を通るので

時間がかかる。

 

街の中を通る・・

それだけで時間がかかる理由は

スピードバンプ。

道路にスピードを落とさせるために

意図的に作った小山のこと。

 

これを通るのに

普通のスピードで通ると

車の底が擦れたり

車が勢いよく飛んだりするので

スピードは殺さないといけない。

ほぼ止まる状態まで

スピードが落ちる。

 

それが何個も何個も

異常なくらいにある。

 

これが街の中の道。

 

だから余計に感がかかるのだ。

 

さらに。。

トイレに行きたい子供達や義父母の

トイレ休憩は街の方がいい。。

 

どうせ時間がかかるし。。

と言う理由で

ここで一旦トイレ休憩。

私は、みんなが終わるまで

野菜の買い足し。。

 

この時、気温が高かったため

結構な野菜が痛んだ。

なので、かなりの量を処分した。

 

これから行く島でたべれる野菜を

買い足さなければいけなかった。

だから、ここで買うことに。。

 

義父母はマンゴーが好きだ。

マンゴーを買ってやろう。。

 

私はささっと買い物を済まし

また先を急ぐ。。

 

車の中は

先ほど買ったチキンの匂いが充満・・

 

子供達が

お腹が空いたと騒ぎ出す。。

 

仕方ない。

昼食だ。

 

途中ピクニックできそうなところで止まり

昼食を済ますことに。。

 

ガラガラヘビが出そうなところだった。汗

 

あまり期待してなかった

チキンだったが

意外と言うか・・

ものすごく美味しかった。。

 

イタリアで食べたチキンの

次くらいに美味しい。。

 

中東で初めて美味しいチキン食べた。。

そんな気分。。

みんなあっという間に

2羽のチキンを完食。。

 

トレーラーに水がついてるので

本当に助かる。

石鹸で手を洗いリフレッシュしたところで

また出発・・。

 

長い長い退屈な道のり。。

義父は助手席で寝てしまう。

その眠気が夫を襲う。。

 

「次から

長旅は私が横だな。」

 

死ぬほど喋るか

寝るかじゃあね。

夫疲れるわ。

 

夫に定期的に話しかけながら

私も睡魔と戦う。。

「運転代わろうか?」

そうなんども言うけれど

夫は運転を変わらなかった。。

 

途中、コーヒーとトイレ休憩。。

今度は私がトイレに行きたかった。。

 

ガソリンスタンドに

トイレがあるのだが。。

鍵が閉まっている。。

 

使いたいのだが。。

とスタンドの店員に言うと。。

男子トイレを使えと言う。

 

おいおい。。

男子トイレなんて嫌だよ。

 

しかし、もう限界。

そう思って男子トイレを

誰もいないか確認した後

開けてすぐに閉めた。

 

できない。

こんなところで

できない。

 

そんなレベルのトイレ。

 

しかし、他に選択肢はない。

 

また恐る恐るトイレを覗いて

状況確認。。

 

ドアを開けてからの

臭いがまず無理。

さらに手動水洗。

トイレにあるバケツに

綺麗かどうかわからない水が張ってあり

カップ?が突っ込んである。

 

便器は和式のような感じの

アラブバーション。

形は似てても

ステンレス?でできてる。

 

汚いけど

うううう。

 

私は半泣きになりながら

素早く済ます。。

 

流すって。。

この汚いカップで流すのよね・・

何回掬えばいいのやら。。

 

気が遠くなるほど息を止め

必死に汚いカップで水を流す。。

 

手を洗おうと洗面台に行くと。。

とても触れる状態になく。。

 

急いで飛び出て

トレーラーの水と石鹸で手を洗った。。

 

オマーンのトイレ怖いよ。。。ううう。。

モールとかは綺麗なんだけど

やっぱりジモピー系の場所だと

入れないレベル。。

 

さて

車で走ること5時間

ようやく島の近くまでやってきた。

この頃、私はあることを調べ上げていた。

それは。。

船に乗れる可能性が低いこと。

 

5時に最終便が出るのに

もう4時。

 

急いで間に合うか間に合わないかのレベル。

 

一応、オンラインでチケットを取ろうとしたんだけども

オンラインは1日前からの受付で

今日のチケットは買えないと言うシステム。。

使えない。。

 

だからダイレクトに行って

チケットを買うしかないのだ。

 

そして、もし、それでも間に合わない場合

どうするか・・

考えてない。。。

もちろんホテルは探したが

その辺は泊まれるホテルがない。

 

打つ手なし。

 

けど、ここまで来たんだ。

やるしかない。。

いざとなればキャンプすればいいし。

 

そんなことを思っていると

 

あるものが目に入る。。

塩田。

 

塩を採取してる人がいる。。

おお!

塩をとってる人初めて見た。。

 

塩欲しいけど。。

今急いでるし。。

 

と塩田に後ろ髪引かれながら

船着場についた私たち。。

 

そこには

結構な数の人が・・・。。

時間がないのに。。。

 

そう思って並んでると。。

やっと私たちの番。。

すると・・

 

 

「今日の便は売り切れ」

だそうな。。

 

嘘。。。

 

マジで?

 

 

ここに来る途中

ホテルはなかったし

キャンプできそうなところもなかった。。

 

そうしよう。。。

 

この時すでに夕方の5時。。

 

今からどうしようもない時間。。

 

さあどうする?私たち。。。

 

 

続く