義父母にとって初めての砂漠 | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

昨夜

突然夫の生徒(推定25歳)がやってきて

伊勢海老を一箱置いていきました。。

一箱には16匹の伊勢海老が。。

実は、サラーラ出身の彼は

家族がサラーラにいて

伊勢海老漁をしているのだとか・・

そこからの直送だそう。。

 

お金を払うと何度オファーしても

受け取らず。。

「これは私からの

ちょっとしたギフトです」と言い

去っていった。。

 

夫になぜ、彼が私たちに

こんなプレゼントをするのかと尋ねると

彼曰く

「この学校の先生の中で

オマーンに

家族がいるのを知ってるのは

あなただけなので・・」らしい。



なんというラッキーな理由。。

まあ、一箱あげるつもりなら

家族いないと

パーティでもしない限り16匹もの伊勢海老を

持て余すのは確かだろうけども。。

 

我が家も4人しかいないので

お隣さんにおすそ分けしましたが。。

(いつも色々もらってるので。)

 

そんなこんなで

棚ぼたで

今日は我が家は伊勢海老パーティーです。。

 

ありがとうよ。

生徒くん。

 

 

さて、ブログの続きです。

真っ暗な砂漠で

ヤギの小屋の横に突っ込んだ私たち。

 

車だけなら

砂から抜け出せたのだが

車についている

トレーラーがなかなか

思うように動かず

まさに立ち往生。

 

トレーラーは

水を運んでいるので

かなり重い。。。

なので、手動で動かすのはかなり難しい。。

 

ヤギに

メーメー鳴かれながらも

必死に車脱出に向けて

穴を掘る私と義父。。

 

こんなはずじゃなかったのに。。

車のタイヤ付近の砂を掘りながら

夫が今日寝坊したことに

ものすごくムカつきながら

汗だくになりつつも

砂をかきだず。。

 

そして辺りを見渡す。

斜め前方の砂は

ちょっと硬い。。

 

もしかしたら行けるかも。。

 

私は夫に

「後ろじゃなくて

斜め前に進んでみよう。

後ろに進んでも

希望は少ないけど

斜め前は若干硬いから

そのままできるかも」と。。。

 

今まで後ろに進むために掻き出していた砂を

今度は前方付近に進めるように砂を掻き出し

マットを敷く。

 

そして、今度は後ろから義父と私とで車を押す。

 

すると・・・

私の思った通り

車は前に進み出した。

 

前方はヤギの小屋があるものの

ギリギリターンできる。。

 

「そのまま進め〜〜!」

と私は叫んだ。。。

 

車の前には

小屋から出てきて

物珍しそうに見ているヤギが

あちこちにいる。。。

 

「どいて〜〜

車が止まれないから〜」と

ヤギにわかりもしないのに

話しかけた私。。

 

幸い怪我人いや怪我ヤギ?なし・・・。

 

ヤギを蹴散らし

地盤の固い場所まで

車は無事に移動した。。。

 

やった〜!!

歓喜の声が自然に出た。。

 

ようやく車に乗って私は

「向かい側の道を見て

あそこ見て・・

今、車が通った場所」

と。。。

 

ちょうど天の助けか

砂漠を行く車を発見。

そして、その車は

まさしく私が夫に行って欲しかった道。。

 

私夫の真横まで首を突っ込み

車が通った場所を指をさした。

 

「あれが道よ。

一旦戻って

あの道に行くの。

入り口入ったら右側を常に通る。

これが上手く行きつく方法よ。」

と・・・

 

夫は私の指示通り

車を走らせた。

やっとよ。

この日やっと私に耳を傾けた。

 

夫がこうなるのは

いつも話したがる義父が

余計な話をずーっとするからだ。。

絶え間なく。

 

いつも会えない大好きな息子に

死ぬほど話しかける。

 

まあ、仕方ないけどもね。。

でも大事な話の時(道の説明)は

黙ってくれたら良いのに。

 

KYだから・・仕方ないんだろうけども。

 

まあ、わかってはいたけど

難しい。。。

 

さて、やっとワヒバ砂漠のメイン道路を

走り出した私たち。。。

 

砂漠の道を走ると

砂が固まって

ガタガタする道と

砂を踏みしめるように

柔らかい道とがある。。

 

大半がガタガタ道。。

 

さて、キャンプ目的地に着いた、

ここは以前キャンプしたことがある場所。

 

 

なぜ、暗闇の中でわかるかというと。。

この砂漠にはホテルがいくつかある。

 

2つ目のホテルの近くだからだ。

 

近くと言っても

5分ほど車で走った場所なので

そこそこ遠いので光は見えない。

 

ワヒバ砂漠には

いくつもの宿初施設がある。

ホテルと言っても

普通のホテルではなく

テント式・小さな戸建の集合体なものが

ホテルとして運営されている。

 

 

結構興味深いところ。。

 

さて、こんな風に

素敵にはできないけれど

私たちなりのキャンプを始める。。

 

平らな場所を探し

テントを張る。。

 

テントに重しとなるものを置く。。。

今回はテント用ベットを購入。。

ベットを買った理由は。。

サソリ対策。。

 

まだサソリにはあったことないけれど

結構な確率でいるらしい。。

隠れるのが好きなサソリ。。。

もし・・・寝袋だと。。



想像するのが嫌なので

ベットにした。

まあ、地面から離れた方が

何かと便利。。

 

オマーンのキャンプできる場所は

石がゴツゴツしたところが多い。

 

だから地面から離れてベットの方が

色々と楽・・・というわけ。

 

テントには6台のベット

その上に寝袋。

砂漠の夜は意外にも冷える。

昼は50度近くまで上がり

夜は15度近くまで下がる。

寒暖の差が激しい。

 

だから砂漠でも

常に寒さ対策は必要。

 

 

テント・テーブルなど

全ての用意が済むと

遅くなった食事の用意をする。

 

この日はステーキ。

焼くだけだから

これが一番早い。。

 

気づけばもう夜の9時。。

 

今日は疲れた。。

そんな話をしながら

焚き火を囲み

お酒を飲む。。

 

今回は私たちのことだけ考えると

サラーラだけでよかった。

でも、どうしても砂漠に連れてきてあげたかった。

 

砂漠に来たことない人は

砂漠を何もないところと想像するだろう。

 

 

しかし、

砂漠には、実際たくさんのものが

生きている。。。

 

そして、この砂漠の美しさは

ここに来て

実際に触れてみないと

理解できない。。

 

砂漠は1日に色々な顔を見せる。

その変化を見せてあげたかった。

 

バーレーンには荒野はあっても砂漠はない。

なので、義父母は本当の砂漠を知らない。

せっかく中東にいるんだ。

砂漠は見せてあげたい。。

 

そんな気持ちで連れてきた。

 

でも、最初からトラブル続き。。

大丈夫だろうか・・・

 

そんなことを思いながら

星がいっぱいの夜空を見上げた。

 

砂漠の静かな夜は好きだ。

 

焚き火と落ちてきそうな星空。

ナミビアを思い出す。。

 

疲れていた私たちは

その夜

ある程度焚き火を楽しんだ後

就寝した。

 

次の朝。。

砂漠マジックの始まり。。

 

テントの周りには

生き物の足跡だらけ。。

 

 

これ、なんだろう。

夜・いや、朝方か?

テントの周りは不思議な跡。。

 

みんな起きてきて

テント前の不思議な跡に

ちょっと興奮気味。。。

 

そして・・

キャンプしている場所の周りを見て

砂漠の美しさに圧巻。。

 

朝日の角度で日が当たり

光りと影が

砂丘をより美しく見せる。

 

キャンプ地の横にそびえ立つ

砂丘に行って朝日を見ようと

誰が提案することもなく

みんな登り始める。。。

 

朝起きて

いきなりの砂丘急斜面を登る。。

これ、

ものすごーくきつい。。

 

しかし、子供達は駆け足で登り

義母も頑張って登る。。

 

義父は。。

息切れ。。汗

 

途中で何度も休憩。。。

 

こうやってみると

やっぱり70歳近いだけはある反応。

むしろ

義母が身軽なのに驚いた。

 

 

 

 

 

登りつめると。。

 

頂上はこんな感じ。。

 

この足跡はラクダ。。。

 

延々とこの小さい砂丘が続いてる。。

 

砂の造形が美しい。。

 

義母は砂丘のてっぺんで座ってにたり

走ってみたり

ジャンプしてみたり

写真を撮ったりと

とても楽しそう。。

 

義父は20分以上かけて

やっと到着。。

 

息も絶え絶え。。笑

 

「ヒロ、ここに連れてきてくれてありがとう。。」

 

そう義父母に言われた。。

 

よかった。

 

初めての砂漠。。

義母にとって良い思い出ができたよう。。

 

これから

義父母の面白い冒険がまだまだ続くだろうな・・

と思ったのだが・・・

このあと大きな問題に直面する。