さて。。。
マンチェスターで
イギリス人女性の息子への横柄な対応に
怒り心頭のまま
おフランスはリモージュ空港へ降り立った私たち。。
小さい空港だけに
出るのも一苦労。。
１時間以上もかかり
ようやく到着ゲートをくぐった。。。
そこには涙目で迎えに来た義父母がいた。。
な・・・なんなんだ？？
たった２週間しか離れてなかったのに
なんななんだ？この熱烈な歓迎。。
義母だけじゃなくて
義父も涙目で
しかも変なテンションだ。。。
嫌な予感がする。。。
しかも、めっちゃ嫌な予感が。。。
初めてフランスに降り立った時よりも
熱烈な歓迎を受け
車に乗り込む。。。
普段なら・・・
義父はともかく
義母は「イタリアはどうだった？」
と聞く人なのだが。。。
今回は間髪入れずに
自分たちの話をしだす。
「私たちは
召使いのように
毎日床の掃除してたわ・・」
と、なんだか意味深なことを
ハイテンションで話出す。
「子供は転がるし
溺れかけるし
もう大変よ。。。」
と・・・
なんかよくわからないけど
多分何かあったんだな。。
しかし・・・
このテンション。。
昔もよくあったけど
こういう時の義父母は今まで必ず何かあった。
そして、かなり荒れてるのは
間違いない。。
あああ、たった１週間ちょっとで
何やらかしたんだよ
義弟達は。。。
そんなことを思いつつ
家に着いた。。。
空港には迎えに来てなかった義弟家族・・・。
実は私たちのために
夕飯を作ってくれてるらしいのだ。。
まじかよ。。
まあね。。。
ベジタリアンがいるから
自分たちで食べれるもの作った方が
いいんだけどもね。。。
また美味しくないカレー味の何かを
作ってないだろうか・・
なんて若干不安のまま
帰宅。
ドアを開けて
家の中に挨拶しながら入ろうとして
度肝を抜かれた。
家の天井全てが
真っ黒で
何やら動いている。。。
そう、ハエ。
今ままで見たこともないハエが
家の中の壁を覆い尽くしていた。
大げさに言ってるわけではない。
天井は白だったのに真っ黒。
気持ち悪い・・・。
窓が開けっ放しになっていて
料理をしてるものだから
食べ物の匂いを嗅ぎつけて
村中のハエが集まった様子。。。
この日は若干暑かった。
でも、窓を全開にしなければいけないほどの
気温ではない。。
しかも、家の中は若干涼しい。。
石造りなので。。
しかし、ノルウェーから来た彼らからしたら
暑くて仕方がなかったのだろう。
家の中の窓を開けきっていて
ハエのパラダイス。。。
台所にいる義弟夫婦に挨拶しようと
再会のハグをしながら
目は天井や台所を見ていた私。。
作っている食材にハエがたかり
食器、照明・壁・・
あちこちにハエがたかっている。。
一番驚いたのは
義弟の子供の哺乳瓶が
ハエに覆われていた。。
マジかよ・・・
この料理食べるのか？
頭はハエでいっぱいの私。。
挨拶もそこそこに
荷物を部屋に置き
義父母と一番ひどかった部屋のハエを追い払う。。
天井をブラシで触ると
一斉にハエが飛び出す。。。
そのハエを窓の外まで追いやる・・
３人で連携作業。。
夫も独自でハエを追う。。
義弟達は全くハエが気にならない様子で
台所は汚し放題。。
追い払っても
追い払っても
綺麗に処理しないまま
料理をするから
ハエが寄ってくる。。
「ゴミを処理したら？」と
喉まで出かかった。
しかし、そんなことを言って
聞く耳を持つなら
今こんなことにはなっていない。
義母のことだ。
必ず、このことは言ってたはずだが
無視したのだろう。
案の定
義父がやって来て
義弟に文句を言っている。
「なんで、こんなに散らかし放題なんだ？」と。。
しかし、
義弟はやってやってる感があるため
「なんで文句言われなきゃなんないんだ？」
というような態度。
私たちを迎え入れるために
食事を作る係をかって出た義弟なので
文句は言いづらいのは事実。。
そして、悪気がないぶん
ものすごくたちも悪い。
むしろ、文句言われなきゃいけない理由が
わからない様子。。。
赤ちゃんがいるというのに
このハエの数に
何も感じない
おそるべし義弟夫婦。。。
ハエの７０％は追い出せたが
残り３０％は台所に居座っていて
見るも絶えない状態のまま
食の準備が整った。。
この日、いつものように食事は外でする。。
子供達がテーブルに着くも。。
義弟の子供達はなんだか落ち着かない。。
やはりハエがすごいが
台所よりはマシ。。
義弟の子供達は
小さいからか食べ散らかして
その場をさる・・・。
親の義弟夫婦も
会話もそこそこに
食事を済まして
さっさと自分の部屋に戻る。。
この時
子供の食べ散らかしはそのまま・・
テーブルは獣が食べ散らかしたような有様。
そして、当然床もデタラメ・・・。
自分たちが作ったから
片付けは私たちと言わんばかりの
行動だが。。。
自分の子供のこの大惨事は
親が片付けるのではないのかな？？
と言いたくなる。。。
これが義父母の
毎日召使いのように
床掃除・・・の意味なのだろう。。
おいおい。
こんなこと自分の親にさせてたのかよ？涙
子供達にちゃんと食べるよう躾けるか
自分たちが片付けるか
どっちかにしろよ。。。
呆れて物が言えない私を見て
「これ、毎日だから。
食べたものそのままで
自分たちの部屋にこもるのよ。。
３食毎回。。掃除よ。。」と
義母が言い始める。。。
義父に至っては
言葉にならない顔をしていた。。
どこまで甘えてるんだか。。
私は食事を終え
片付けをした。
義父母と私と夫の４人。。。
結構時間がかかった。。
汚い食べかすを拾いつつ
赤ちゃんの使う机を見ると
ハエで覆われている。。
子供達の食べ物や食器に
ハエがたかり・・
汚い。。いや、気持ち悪いの一言・・・。
自分の子供の使うものが
こんな風になっても
何も思わない義弟夫婦は
私とは本当に違う世界の人なんだということを
実感した。。。
掃除をしながら
「ヒロ。帰って来てくれて有難う」
そう、半泣きで言っていた義母。。
まあ、これ毎日２人だけでやってたら
確かに泣けてくるよね。。。汗
残りのハエを追い出し
キッチンを磨き
床を磨きようやく人が住める部屋になった。。
しかし・・・
全部ハエを追い出し
窓を閉めたはずなのに
どこからか
ハエがやってくる。。
どこからくるんだ？
私はハエがやってくる場所へ
いってみた。。。
すると。。。
さらにおぞましいものを
見つけるのであります。。
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