約束の品・・・? | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

庭にいたサルに癒されながら
庭で寛いでいると・・・
お隣さんがやって来た。

お隣さんは
「約束のもの持ってきたわよ!
こっちに来て!」と言う。

おおお!!!
ついに・・・
あのロブスターと

対面か!!!


そう、胸を躍らせて
お隣さんについて行った。


そして、お隣さんは
私を玄関先まで連れて行き・・・

私にソレを見せた。。。
























????


あの。。。
これ、何でしょうか・・・。


そう思って固まっている私。

お隣さんの彼女達は言う。
「大きいでしょ?」と・・・。


ええ。
大きいんです。
多分60センチ以上はあるので。
でも・・・
これはどう見ても
ロブスターじゃなくて





魚魚魚魚魚魚






なんですけど・・・。
しかもマヒマヒ(シーラ)。



彼女はどうも
ロブスターという単語は分からなかったようで
とにかく大きい新鮮な魚を
持ってきてくれたようだった。。。

「美味しいわよ!
さっき釣れた魚なんだから!
持っていって!」と
満面の笑みで言うお隣さんに

いやいやいやいや。。。
ホリデーに来たのに
こんな大きな魚
さばくのは嫌だよ。
と真剣に拒絶してしまう私。。。

この家の
キッチン小さいし。。。
アイランドキッチンの
真ん中のテーブルでやったら
マジで「マグロの解体ショー」
みたいな感じになるし

その周りは
血だらけになって
臭いし
掃除大変だし
包丁もキレるかどうか分からないし
と・・・

何十もの
この魚を引き取ってはいけない理由が
頭の中をグルグル回っている。。。

彼女達の気遣いは嬉しいのだが
これは引き取れない。
そう決断を下した私。

「これ、大きすぎて
私達のキッチンでは難しいわ。。。
いただけないわ・・ご免なさいね!」と
断ると
お隣さん
ちょっと困惑しつつ
ガッカリした感じ・・・。

ううう、辛い・・・。
まずはロブスターじゃないし・・・
魚はさばきたくないし・・・
ご免よ・・・。
本当にご免よ・・・。

と心を痛めつつ
お魚を丁寧にお返しした。。。

彼女達は
快く魚を引き取ってくれた。

なんていい子達なんだ。。。

彼女達の話しだと
浜に漁船が帰ってきていて
沢山魚があるから
見てくればいいと言う。


おおお!!
ソレは面白そうだ!

ということで、家族全員
スリランカの漁船を見に行く事にした。

浜に出る途中。。。
ビーチ入り口付近に
トラックが停まっている。

もう、魚を買い取っている。。。



おお!大量!
これは・・・カツオの小さい奴!

「まだまだあっちにあるよ!!」
とおじさん達は私に教えてくれたので
ビーチに出ると・・・


もう、終ったかのような
リラックス感が漂っているが
実はまだ・・・

魚を船から出す作業をやっているよう。。。

「こっちに来な!
船の中の写真撮ったらいい!」と
漁師のおじさん達に言われるまま
船の反対側に移動・・。


あら!
これ、本当にカヌーみたいな
細い漁船!


日本とは全然ちがう漁船に
ちょっとカッコいいと思いつつも
おじさんが手を振る場所
船のすぐ横までいくと・・・

あんな細い船の底には魚が一杯・・・。



今日はまあまあの収穫なんだとか・・・。

なんだかんだ言って
地元のこういう風景を見れるのは
楽しいもんだな・・・
と家族全員
この漁船の周りで色々と観察をしていた。。。

少したつと・・・
皆家に戻って行った・・・。
もうこの日の仕事は終った・・・。

そんな感じ・・・。

私達も家に戻ろうと
子供達と手をつないで帰っていると・・・


家の前にまたお隣さんが・・・
今度はさっき見た
カツオの小さい奴を数本
手に持っていて
こっちにやってくる。

まずい・・・
まずい予感がする・・・

そう私が思った通り。。。
その魚達は
我が家へのプレゼントだった。
「お金はいいから
食べて頂戴ね!」と
満面の笑顔で言うお隣さん。。。
どうも、大き過ぎると言ったので
今度は小さいのを持ってきたらしい・。。

何と言う優しい人達・・・。

血が滴っているカツオを
持って
必死に「あげる」と
アピールしているお隣さんを
もう、無下にはできない私は
急いでキッチンから
お皿を持ってきて
有り難くこの魚をいただいた。

お隣さん。。。
いい人すぎて困る・・・。

そう思いつつ
お礼を言った。。


が・・・

さて、困った。

どうしよう。。。


私は魚が大好きだが
この魚だけは
駄目なのだ・・・。

カツオ・・・

これをどんな調理をしても
生臭くしてしまう私。

海温が高いせいか
日本のものより
生臭い・・・。
それはここスリランカでも
バーレーンでも
同じよう・・・。

カツオは特に
その臭さが強いので
私は苦手なのだ。

どうしよう。。。
さばきたくない・・・

とりあえず
冷蔵庫に入れよう・・。

また明日。。。
考えよう・・・。


そう思い、
カツオをジップロックと言う
ジップガ着いた袋に入れようとするも・・
入らない・・・。
大きすぎるよう・・・

どうしよう・・・
切りたくないし・・・。

とりあえず。。。
お皿に乗ってるし
そのままラップをかけて
いれておけばいい!

ということで
冷蔵庫に放置した。


約束のものが
ロブスターから
マヒマヒになり
最後は
一番苦手な
カツオに変わった・・・。


・・・

しょうがないな。。。
はあ・・・



と大きなため息をついた
私なのでありました。