番外編 | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

ここでちょっと
マージー滞在記
番外編を!
というより
その後の話。

マージーがイギリスに着いてすぐに
義父から電話があった。
それは・・・
マージーが見違えるように元気なったこと。
今まで少し歩いては
はあはあと息を切らしていたマージー。
しかし、自分の家に帰ったマージーは
自分でスタスタと歩行器で歩いていたそうな。
今まででは考えられないほどの
距離を休み無く歩いていたと
驚いている義父。

何があったか・・・
すぐに想像がついた私。

実は・・・
マージーの家は狭い。
だからマージーはそんなに歩かないでも
普段は困らなかったのだろう。
だから足腰が衰えた。

しかし、我が家は広い。
マージーの家の3倍の広さはある。
しかも毎日家の端(マージーの部屋)から
端(リビング)まで歩かないといけない。
更にトイレは最低20歩!またはそれ以上歩かないと
トイレにつかない・・・。
トイレに行く間隔が狭いマージーは
ヒーヒー言いながら
毎日何度もトイレに行っていた。


だからマージー・・・
足腰がかなり鍛えられたのだろう。
だから、スタスタ歩いたのだ。

そして義父はもう一つ驚いていた。
それは・・・
今まで暗かったマージーは
帰ってきて急に
明るくなったそうな・・・。
嬉しそうに何度も何度も
バーレーンにいた時のことを話すそうな・・・。
つまり、楽しかった様子。

何度も何度もお礼を言う義父。
まあ、迷惑かけた意識は全く無いKYなので
謝りはしなかったが・・・。

スカイプには顔を出したくなかったので
そこには、いない振りをして
話を聞く私。。。

まあ、マージーが喜んでくれれいたならいいのだが

その後・・・
この電話の数日後
義母の誕生日の日。

この日
夫は義母に電話をする。
誕生日おめでとうと・・・・
カードを送らない代わりの電話。
出たくないが、出ないと角が立つ・・・
なので渋々スカプに顔を出し
おめでとうという私。

すると・・・
「ヒロ、本当に本当にご免ね。
こんなことになるなんて
本当にご免ね」そう何度も何度も謝る。

自分の誕生日なのに・・・
自分の誕生日の話は一切せず
ひたすら謝る義母。

私は初めて
ここまで謝ってもらったので
いいですよ・・・と言おうと思っていたら・・・

コイツがまた
余計なことを言う。
「いいって、気にしないで!」と・・・
もちろんこんなことを言うのは夫!

そりゃ、
アンタの
言葉じゃなくない?
私の言葉じゃない??


と心のなかでカチンと来た私。

すると義母は
「アナタもだけど、私は特にヒロに言ってるの。」と
夫を退ける。

本気で謝っている感じがする義母の
この言葉は無視できないので
「いいですよ、気にしないで・・・」といえた。

いいよ・・・なんて
本当は言いたくなかった・・・
そんなに軽い言葉ですまされない気持ちがあるから
だけど、誕生日と言う
義母にとっては特別な日に
ここまで謝るのはやっぱり本気だから。
せっかく謝ってくれたのに
いつまでも子供のようにいじけてはいけない!!
と頑張って出した言葉。

「本当にご免ね。
あの人(義父)には出発直前まで
マージーを送り出さないように
言いきかせていたんだけどね・・・
阻止できなかった。
お父さん(義父)もマージーも
止められなかったの。
本当にご免なさいね。」と
涙ぐんでいる義母・・・

今まで病気だったからなのか
追いつめられていたからなのか
はたまた、私の意地悪な性格のせいなのか
それはわからないが
とにかく
義父母は許せないと思っていた私。
でも・・・もう終わったことなんだから
と、この謝罪で気持ちが軽くなった私。

この後義母は
色んなことを話してくれた。
義父はマージーには頭が上がらないこと。
母親のマージーのいうことは
何でも聞いてやろうとする性格で
それが例え他の人に迷惑がかかることだと知っていても
やってしまう性格なのだとか。
マージーはその上をいっていて
迷惑をかけるという事自体が
全く理解できないこと。

そして、マージーは今でも下痢をしていること。
私たちから解放されたので
また便秘を解消する薬を服用しだしたマージー。
規定の量の2倍を飲んでしまい・・・
あの時のような下痢になっているとか・・・
あまりに酷いので
病院に連れて行こうとすると・・・
マージー泣きながら完全拒否。
下痢の理由はわかっているので
医者に薬を止められたくないがために
断固拒否するマージー。
しかし、あまりに酷い状況なので(我が家にいた時と一緒)
この後病院に無理矢理連れて行かれて
この薬の服用は禁止になったそうな。
でも、今でもこっそり服用している様子!!

そして、色々迷惑かけたけど
やっぱりマージーは楽しかったようで
毎日私たちのことを話しているのだとか・・・。

色々聞いているうちに
何だか今まで怒っていたことが
どうでもいいように思えた。
まあ、次に同じことをするかというと
絶対にしないが
でも、マージーに色んな思い出を提供できて
良かったな・・・と思う
私であった。