パラダイスと言う名の恐怖の館 2 | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

「パラダイスと言う名の恐怖の館 1」の続きです。

パラダイスホテルに着き
このホテルが気に入った私たちは、
バンブリビーチにある
すでに料金を払っているホテルの宿泊する日にちを
わざわざ変えてもらい、このホテルに4泊することを決めた。

夕食の時間になり、食事をする場所に行くが
誰一人見当たらない・・・
大きなホテルなのでレストランはかなり大きい。
30席以上はあったレストランに誰もいないのだ。
電気もついておらず、真っ暗。
気味が悪い・・・

従業員を探しにその場を離れる私達。
するとプールの真ん中にあるバーが開いていて、
電気もついている。
(昼間のプールバー)

そこには、ケニア人のカップルと従業員がいた。
ちょっと心細かった私たちは、「なんだ、いるじゃん!」と思い近寄っていく。
橋を渡り、プール中央のバーへ行くと
従業員の人が挨拶をする。
「食事をしようと思って食堂に行ったのですが、誰もいなくて・・・」と夫
「そうですか。ここで食事されてはどうですか?」と従業員の人は言う。
「ここでも食事ができるのですか?」と私
「ええ。ここに食事を運ばせますので
席についてお待ちください」とこの従業員

ウロウロするのもなんなのでお言葉に甘えてここに居座る私達。
そして、何となくホテルのほうを見ると・・・・
電気がついている部屋は私たちの部屋のみ。
貸切??と思い
「今日はお客さんがいないのですか?」と聞く私
すると、「ええ、今日はお客さんは1組だけです。」とこの男性。
「おお、貸切なんだ~」とのんきに思っていたが、
少しずつ気味が悪くなってきた。
こんな100室近くある大きなホテルに私たちだけ・・・

そして、ふと不思議に思った。
このバーにはカップルがいる。
ケニア人のカップル。
この人たちは客ではないのか?
と思いまじまじとこのカップルを見ると・・・
この二人、ライフル銃を持っている。
2人とも・・・つまり、彼らは客ではなく、ガードマン・・・

アフリカンコテージにいたときはマサイの戦士がガードマンとして
夜見回ってくれていたが、そのとき持ち歩いていたのは槍やナタ
ここのガードマンはライフル銃・・・
ここのほうが物騒なのだろうか・・・?
この時はそのくらいにしか思わなかった。

ウエイターの男性がやってきて注文をとる
2時間してやっと前菜がくる。
非常に遅い・・・
私たちしかいないと言うのにかなり遅い。
食事が運ばれてくるのが遅すぎて、
子供がじれ始めた。落ち着かない子供たち。
蚊もいっぱいいるので落ち着かない私たち。

すると、夫が待ちきれずに「もう食事はいらないから」
とバーの男性に伝え、席を立とうとする。
正直これが私たちの限界だった。
すると、バーの男性が、
「食事を部屋に運ばせますから」という。
もうどうでもよかったが、そうしてくれるならと
食事を部屋まで運んでもらうことにした私達

部屋で待っていると子供たちはもう限界。
シャワーを浴びさせて寝させようと
シャワーのカーテンを開けると・・・・
蚊の大群がカーテン開けた瞬間に飛び回る。
「うわー」と急いでカーテンを閉めてバスルームも閉める。
こんなに蚊がいたらシャワーなんて浴びれない。

しょうがないが今日はシャワーを浴びないで寝ることに。
寝ようとベットに入りかけたころ
ようやく食事がやってきた。もう遅い・・・しかし、一応食べてみる
美味しくない・・・・
ほとんど手をつけずにみんな寝ることに・・・

3つもベットがあるのになぜかひとつのベットで寝る私達。
実は子供が寝るはずの部屋にはアフリカンな感じのお面が飾ってある。
このお面が怖いらしく息子は一時も私たちから離れようとしない。
この時はそう思っていた。
しかし、よくよく考えると、
息子はこのホテルの部屋に初めて入ったときからいやだと泣き出し、
ソワソワしていた。
理由はお面ではなかったのかもしれない・・・
今になってそう思う。
なぜなら、このお面を何度も土産屋の薄暗いところで見てきたのに
泣いたことなど一度もなかったのだ。

とにかくベットに入った私達。
夫は疲れていたのですぐに寝てしまった。
子供たちもあっという間だった。
しかし、私はなぜか寝付けない。
なんだか、変な気分だった。
誰かに見られているようなそんな感じ・・・
錯覚に違いない
そう思い、一生懸命に寝ようとしたのだった。

つづく



国際恋愛・結婚 ブログランキングへ

にほんブログ村<




FC2 Blog Ranking