運命の分かれ道 1 | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

この「アフリカンドリーム」のコテージに来て10日ほどたった。
もうすっかり、ここの住人のような生活を送っていた。
毎日地元の食材を買い料理し、洗濯もやる。
「私は本当にホリデーに来たのだろうか?」
というくらい、結構忙しかった。

その理由は洗濯。
私は軟弱者なので、洗濯機以外で洋服を洗ったことがない。
洋服によって、手洗いの必要なものはもちろん今までもやっていたが、
洗濯機なしで、全てのものを毎日洗濯するのが
こんなに大変なこととは知らなかった。
家族は4人。
汗をかくので毎日2回ほど着替える。
4人分2回着替える量の洗濯物を毎日洗うと本当に大変なのである。
そんなことを言ったら、昔洗濯機なしで洗濯したことがある人に
甘いと言われるかもしれないが、
文明の利器に頼りすぎた生活で
人間の能力の10分の1以下しか使っていなかった私には
かなり堪えた・・・

桃太郎のおばあさんが「川に洗濯に・・・」というこの話のくだり・・・
今までは流して聞いてきたが、これからは聞き流せない。
桃太郎のおばあさんは、老体に鞭打ってこんなことを
毎日やっていたのかと思うと、
桃太郎以上に尊敬する・・・
桃太郎のおばあさんも洗濯機があったらどんなに助かったことか
そんなくだらないことを毎日思いながら洗濯していた・・・

出発一週間前まではこの洗濯を続けなければならない。
2週間分の服は用意して持ってきていたので、
1週間前で二回分=2週間分の計算
指折り数えてその日を待った。

ある日このコテージから表通りに出たところの
出店に歩いていくことになった。
コテージから出てすぐはピクニック気分。
しかし、5分も歩くと汗だく・・・
表の通りに出た時は皆歩く気力はなくなっていた。
根性なしの家族である・・・
そこにトゥクトゥクという乗り物が前を通る!

以前、マタツの車が市民の足だという話をしたが、
このトゥクトゥクも市民の足。
長距離はマタツ、ちょい乗りはトゥクトゥク!
実は息子はこのトゥクトゥクが大好き!
どれくらい好きかというと
アフリカから帰った当時は
大きくなったらトゥクトゥクになると(?)言っていたほど好きだ。
(親としては先行き不安な宣言ではあったが・・・)
なぜ息子がそこまで好きなのか理由はわからないが、
親の私の予想だと
この乗り物はよく揺れるので、
それが楽しいのではないだろうか・・・と思っている。

こっちに向かってくるトゥクトゥクを見て息子が騒ぎ出す。
トゥクトゥクに乗りたいと・・・
そして、その声に反応してトゥクトゥクが止まってしまった。
「うーん・・しょうがない。暑いし、乗るか!」と私
ということで、この先の出店まで乗せてもらうことに・・・

風を切って走るトゥクトゥクは、私達の汗を一気に引かせてくれた。
車の中とは違う風景が通り過ぎていくのを見ている息子は
本当に楽しそうだった。
なんだか、子供のこういう姿は
親の私を楽しくさせてくれる。
私自身も楽しんだトゥクトゥクは私達を土産屋の前に連れて行ってくれた。
たった3キロ程度の楽しいドライブを経て
これから、楽しいお土産選びが始まる。

つづく


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