マサイの戦士で命拾い 1 | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

Dianiに来て1週間が過ぎたころ、
あることに夫が気がついた。
それは、このコテージ「アフリカンドリーム」にはセキュリティーガードがいて、
その人がかなり興味深いということ。
彼はカジュアルな服装だったために私はまったく気づかなかったのだが、
夫はあることに注目していた。
それは・・・・彼が持ち歩いているもの・・・・
夫の話だとヤリの時もあるし、ナタのときもある、また、弓矢の時もあるという。
つまり、彼は普通のケニア人ではなくて、マサイの戦士なのである。
しかし、そんなにセキュリティーが必要なのか不思議なくらい
ここは長閑な場所。
しかし、従業員(ケニア人)にこの場所の安全性を聞くと、
昼間はそんなに悪くはないが、夜はこの周辺は危険であるとのこと。
このコテージに着くまで、大通りから少し中に入ってく道が数本あるが
どれも、地元の人でさえ夜は通らないという危険な場所だったらしい。
だから、セキュリティーは24時間体制。
このマサイの男性は夕方から朝方までいつもこのコテージが安全であるように
厳しく見張っているのだという。

だから、私達の部屋(家)は鉄格子がしてあり、ドアも2重。

コテージ全体も植木の内側に刺のある柵(有刺鉄線)で囲まれている。

セキュリティーに対して非常に厳重なこのコテージ!
しかし、ここだけではない。
ここDianiのほとんどのホテルが
そのような厳重なセキュリティー対策がしてあるのだ。

とにかくこのマサイの戦士は見かけが怖い!
しかし、、子供が好きなようで、息子とはよく遊んでくれていた。
怖いのは見かけだけで、本当にいい人だった。
英語が喋れない彼は身振り手振りで息子にいろんなことを教えていた。
カメレオンを捕まえて、わざわざ息子に見せに来たり、
息子が興味を持った槍を危なくないよう
最善の注意を払い息子に見せたりと
シャイではあったが、息子の良い友達であった。

ある日、息子は蚊に刺された。
顔のホッペに大きな赤い虫さされの痕・・・
かわいそうになるくらい酷かった。
クリームを塗ってもカユイようで、
親の私達は何とかしてこれ以上蚊に刺されないよう、いろんなアイテムを購入した。
蚊専用の殺虫剤や蚊取り線香、蚊を退治するキャンドル・・・
ありとあらゆるものを揃えた。
私達はドコから蚊が入ってくるのかはわかっていた。
その場所は一箇所。
玄関!
外から部屋に入ってくるたびに蚊が入ってくる。
だから、蚊取り線香を玄関の外に炊くようにしていた。
効き目はあったようななかったような、今となってはわからないが、
気休めにはなっていたに違いない。

毎日蚊取り線香やスプレーで蚊の侵入を防ぐ私達。
息子がこれ以上蚊に刺されないように・・・
いつも心配しているのは、マラリア・・・・
恐怖観念のようなものがいつも頭から離れなかった。
多分、マラリアを防ぐ薬の副作用も助けているのだろうが、
異常なまでに心配していた。

そんなある日、
いつものように就寝前に蚊取り線香を玄関の外に焚き、ベットに入った。
子供を寝かせるためである。
そしてこの日は、いつのまにか私もうとうとし、ついには爆睡してしまう。
そして、ゴンゴンゴンという大きな音がして目が覚める。
窓の外から誰かが窓を叩いている。
うわ!
泥棒?襲撃?
寝ぼけていたせいか
何がなんだかわからなかったが
この状況が尋常ではないことには、
すぐに気づいたのである。

つづく


国際恋愛・結婚 ブログランキングへ

にほんブログ村

にほんブログ村<




FC2 Blog Ranking