ビーチ最初の難関 | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

ヤギのユキちゃんがゴミを食べていたことに心を痛めた私は、
(「ビーチへの思いとヤギのユキちゃんへの思い」参考)
期待できない(あまり綺麗でない)ビーチに行くのだと思い込んでいた。
もともと、そこまでビーチは好きではない。
事実、サファリでの計画は念入りだったのに、20日以上あるここでの予定は
ほぼ空白・・・
何も決まっていない。
宿はいくつか決めていたが全ての日にち分は決めていない。
超テキトー!
特に初めてDianiについた日は
もともとの計画上ではサファリの日。
ツアボ西国立公園にいる予定だった。
だから、当然宿は決まっていない。

最初の難関、つまりここについて早々宿を探さなければならないこと・・・
以前サファリでも宿探しで苦労したが、ここでも宿を探して彷徨うのか・・・
そんな風に思うと憂鬱だった。
特にこの日はVoi(ツアボ東国立公園)から一気に、ここに来たので疲れていた。
正直ドコでも良かった・・・
だから、まずは色んなところに行く前に、
すでに予約している宿に今日の空がないかチェックする
というアイディアでまずは探すことにした。

以前、「Lion Hill Lodge」で偶然遭った
女性(おばあさん)のコテージに行こうとするが見つからない・・・
何度も地図を確認するが、見つけきれない。
しかし、その宿を捜している途中でもうひとつの宿を見つけた。
その宿の名は「アフリカン ドリーム」。
値段が安く、全然期待していなかった宿。
ただ、ロケーションが良かったので借りた宿であった。

大通りから横道に入ったところにその宿はあった。
外からは良くわからなかったが、
意外と新しく綺麗な印象。
部屋の空きもあるようであった。

このコテージのマネージャーが、部屋の中を見せてくれるというので
中を見ることになった。
受付をとおり中を見る。

真ん中におおきなプール!


受付の反対側から見たプール!


宿泊する部屋は全て小さな一軒家
(写真に写っている赤い屋根の小さな白い家)
部屋はとてもシンプルだった。
キングサイズのベットが一つ。
キッチンが一つ。(冷蔵庫・オーブン・ガスレンジ・食器つき)
シャワーが一つ。
洗面台が一つ。
トイレが一つ。
全てこの小さな家の中に備えてある。
造りがシンプルで飾り気がないので、豪華とは言いがたい。
しかし、私が必要としているものがそこにはあった。
ドアは二重。最初のドアは鉄格子で外から進入するのは難しい。
つまり、セキュリティーもばっちり!
そして何より、蚊が入ってこないように網戸がしてあった。
この網戸、実はマラリアの問題を抱えているこの国の宿には意外と着いていない。
だから、そういう意味でここは非常にいい!
もう一つは、キッチンはシンプルだがオーブンがついていたこと。
オーブンはパンを焼くときに便利なので是非ほしかったもの。
機能性も清潔さもスグに気に入った私たち。
多少、私達4人には狭かったが、そんなことはどうでもよかった!
この日はここに泊まることに決めたのだ。
値段は1日1家3000円ポッキリ!30ユーロ(ユーロが弱い今はもっと安いかも!)
安い!手入れも行き届いていて非常にいい感じ!

早速荷物を運ぶ私達。
荷物の整理を終え、夫はこのコテージのマネージャーの下へ
この日の宿泊費を払いに行く。
受付から帰ってきた夫は、
「ライオンヒルで偶然会った女性の
コテージの場所がわかったから行ってみよう!」と言い出した。
実はここのコテージのマネージャーさんが親切に教えてくれたそうな。

早速出発する私達。
そこのコテージは隣町で、全てのものから少し離れた場所にあった。
きちんと地図で確認したにもかかわらず、意外と不便な場所。
道が悪い入り口を入り、コテージへ到着。
早速スタッフの人を見つけたので、中を見せてもらうようにお願いしてみた。
サファリでキャンプ場を失敗してからというもの、
(「サバンナで非常事態1・2」参考)
必ず、泊まる前にチェックしないと不安な私。
夫の同僚の人が、現地でホテルを捜すように言ったのもこれが原因。
インターネットの情報と、実際の情報が大きく違うことが多いのだとか・・

とにかく、部屋をチェック!
部屋に入る前に一つ気になるものが見えた。
それは放し飼いにしてある動物や鳥達。
普通は子供のために喜ぶべきなのだろうが、
放し飼いにしてあるため、糞があちこちに・・・・
それに、息子はまだ大丈夫としても
娘はまだ、よちよち歩き。
口に何でも入れるし、しょっちゅう手を舐めたりする。
衛生上、好ましくない・・・
そんなことを思いながら部屋を見せてもらうと・・・
まず、インターネットの写真の雰囲気と実際の雰囲気がずいぶん違う。
そして、部屋の中が暗い。
網戸がなく、小動物が入ってこれるほどの穴がいくつも壁の下のほうにある。
ちょっとジメジメした感じがしたのと
なにより、直感で嫌だと思ったこと・・・
キッチンもトイレも気に入らない・・・
どうしよう・・・

悩んだが思い切って夫に伝える。
「私、ここは気に入らない」と・・・
すると夫は「ぼくも気に入らない」という。
夫婦と言うものはだんだん考え方やものの見方が似てくるもの。
特に以前サファリで困難を乗り越えた私達は
何がここで必要なのか
言わずとお互いにわかり始めていた。

しかし、問題があった。
実はここに予約を入れた際に
手付金を入れていた。
ここの宿泊料はアフリカンドリームよりも倍高い。6000円
日本人は料金が高いとそれなりのはずだと思うかもしれないが、
ここケニアではそれはあまり関係ないように思う。
高くてもひどい宿はいくらでもある・・・その逆で安くてもいい宿もある
そんなこととは知らず、ここがアフリカンドリームよりもいいと
勝手に思い込んでいた私には、この現実は結構ショックだった。
なにより、手付金は返ってこないシステム。
手付金、その額1万8千円・・・。
どうしようか迷ったが、網戸のない部屋では食事すらできない。
夜になると明かりによってくる習性のある蚊。
子供のことを考えると網戸があったほうが絶対いい。
夫と相談し、意見が一致した。
この宿には泊まらない・・・例え、お金が返ってこなくても・・・。

そのことをオーナの(先日ライオンヒルで偶然出あった)女性に告げることにした。
正直、言いづらかった。
こんな広いケニアで運命的な出会いをしたというのに、
断るための運命だったとは・・・
夫が思い切って理由を説明すると
「小さい子がいるからどうかなとは思ったのよねー。」というこの女性。
小さな子供がいることをメールで知らせていたにもかかわらず、
きちんと教えてくれなかったことに、ちょっと怒りを感じた。
無駄に捨てた私達のお金・・・
何もしないで丸儲けのこの女性・・・・
うう~悔しい・・・

確かにもったいないが、この宿には泊まりたくなかったので、
結果は良かったといえる。
しかし、そんなに間単には納得いけない額
そしていつまでも帰りの車の中で
ウジウジ考える私であった。


この日までに納得がいかずに失ったお金
国立公園入園料払い戻し拒否                12000円
インド人男にだまされて多めに払っている車代の差額  23000円
写真と全然イメージが違う宿のキャンセル料        18000円

合計53000円・・・・無駄に失った・・・
これだけあったら、何ができるだろう?なんでもできるような気がする・・・
いつまでこんなことが続くのだろうか・・・
ああ、私って本当にお馬鹿さん・・・・うー



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