金返せ~!! | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

3日目の早朝
ホテルを後にする。
このホテルから出口までは30分ほどでつく。
道中、もう、動物は気にならなくなっていた。

実は考え事をしていた私。
このサファリを始めて、最初のころは楽しかった。
自分の計画がおかしいとも全然思わなかった。
私も計画をたてるときは、色々な情報をインターネットや本で集めていた。
しかも念入りに。小さな子供を連れて行くので神経質になって調べたはず・・・
だから知っているつもりだった。
しかし、実際にサファリにくると調べたことと、現実が違うことに気づく。
これはこうだろう・・・という予測と自信が全部覆される現状・・・
知っているつもりでの計画・・・
無知で危険な計画・・・・
果たしてこれ以上サファリを続けていくべきなのか・・・?
考えれば考えるほど本当に浅はかな計画であったと思い始める。
もちろん悪いことばかりではないが、
小さな子供を抱えている私達にはちょっとリスクが高すぎる・・・
下手な失敗はできない・・・子供のために・・・

実はあと3日ツアボ西国立公園への宿泊が残っている。
ここツアボ東でさえ、このたった2日でこんなに多くの問題が出たのに
次のサファリで本当に問題なく過ごせるのだろうか?
子供のことを考えると、もうやめるべきではないのだろうか?

そんなことで頭がいっぱいだった私。
そうこうしているうちに、国立公園の出口に到着。
夫が受付に行く。

実は3日分の入園料を払っていた私達。
しかし、予定を変更したため、実際は2日しかいなかった。
24時間を1分でも過ぎると2日分を払うことになる入園料。
だから、時間前に受付に入った。
私達がいた時間は正確には47時間30分。
だから、まる1日分の入園料が戻ってくると思っていた。

しかし、夫はなかなか受付から戻ってこない・・・
どうしたんだろう?

20分後夫は怒りながら帰ってくる。
「一度払った入園料は戻ってこないと言っている。
受付の人間はそのことをきちんと私に説明したといっているが、
そんな話は聞いていない。」
夫は用心深い人。人の話は良く聞き、
こういう説明事項は絶対聞き逃すような人ではない。
それに1日分は150ドル・・・日本円で12000円
私達には大きな額である。

一度その場を立ち去り、今日の宿「Lion Hill Lodge」に行き、
マネージャーに相談してみる。
すると彼は快く「ここは私に任せてください」という。
頼もしい人だ・・・
すると、マネージャーは国立公園の本部の上層部の人と電話で話す。
電話を終えたマネージャーは
「いま、掛け合ってもらっているから、もう一度受け付けに行ってみるといいですよ。
ただ、本部と支部は管轄が別らしいので、うまくいく保障はありませんが・・・」と言う。
私達は「お手数をおかけしてすみません。
もう一度行ってみて、それでもだめならあきらめます。
ありがとうございます!」と深々と頭を下げた。

スグに国立公園の受付へ行く。
私達は車で待機し、夫一人で交渉に行く。
30分後夫は戻ってきて、「返金してもらえないなら、
どうせ行くことになっている、ツアボ西国立公園のチケットに
変えてもらうように頼んでいる。」と言う。
つまり、まだ返事待ちなのだ。
それから待つこと1時間。
夫は首をかしげながら戻ってきた。

「同じ国立公園なのに、入園料は管轄が別なので、
ツアボ西国立公園の入園料に変換えきないらしい・・・
もちろん、返金もしないと言っている。」と夫
私は深いため息をつき、夫に、
「ありがとう。もういいよ。あきらめよう。
そして、ツアボ西国立公園にも行くのをやめよう・・・。
あなたも疲れているし、昨日みたいな危険な状態がまた、
起こる可能性は十分ある。子供のためにももう危険は犯せないしね・・・
ちょうどいい勉強料だと思って、あきらめよう。」と私。
「本当にそれでいいの?キリマンジャロを見ながら
キリマンジャロコーヒー飲みたかったんじゃないの?」と夫
実はキリマンジャロをバックにキリマンジャロコーヒーを飲む写真を
撮るのも次のサファリの目的だった・・・
冗談ではなく本気で・・・まあ、ただの記念だが・・・あせ
「うん。でももういい。諦めがついたから・・・」と私
「そう・・・僕はもう満足だから、サファリに未練はないけどね。
まあ、子供達のことを考えるとそのほうがいいかもしれないね・・・
残念だけどね。」と夫

二人の意見は一致し、この国立公園の受付を後にする。
しかし、帰る前にひとつだけどうしてもやっておきたいことがあった。
それは・・・・
心の叫びを表現すること
車の窓を開け国立公園を出際に、いっぱい息を吸い込み

「金返せ~!バカヤロー!!」

と日本語で叫ぶこと!
スッキリしたかった・・・

しかし、小心者の私は心の中で叫び散らかし、
結局何もいえない・・・
口では諦めるといったものの、
1万2千円もネコババされては納得するのに時間はかかる。
うう、悔しい・・・

このあと、モヤモヤした気分でホテルへと戻る私であった。



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