夫の提案でバッファローを見に
横道へ入った私達。
この横道最初はよかったが、だんだんと不安になっていく道。
道が細く、異常に荒れている感じがした。
ゾウが食べつくした木があちらこちらに・・・
ゾウのフンだらけ・・・
もう少し行くと、更に道が悪く道横にゾウが食べたと思われる枝が散乱していた。
道に大きな穴があったり、岩があったり
ちょっと大変な道
実はここ、動物が塩を求めて集まる場所。
ツアボ東国立公園内にもソルトリックのようなところがあるのだ。
多くの種類の動物が集まるのである。
だから、食べ物やフンが散乱しているのだろう・・・
そんなことを考えていると
思ってもみないものが目の前に現れる。
・・・道路をふさぐ大きな枝・・・・
側道は木で覆われていて、側道を通っての回避は不可能。
道が悪すぎて後ろにさがると、車が道にはまってしまう恐れがある。
車が道にはまったら、どうしようもなくなる・・・
ここは大きな道ではない。
乾季で見所が少ないので、サファリのバスが通らない可能性は大きい。
間違いなく遭難してしまう・・・
どうしよう・・・・
とげが多くついていた枝を車のタイヤで踏みつけると
かなり高い確率でパンクする・・・
まさに八方ふさがり・・・
最大のピンチであった。
しかし、こんなところでモタモタしていたら、
家族全員、このツアボ東国立公園で遭難する・・・
しばらく考えて、私は決心した
「私が車から降りてこの枝をのけるから、
ライオンやチーターが来たら知らせて。」と私。
「ハニー何言ってるの？そんなことしなくていいから。」と夫
「大丈夫。このほうが早い。あなたはしっかり見張ってて！」と私
もし、どちらかがこの仕事をしないといけないのなら、
私がしたほうが何かと都合がいい。
もし、私がライオンに食われても、
夫は子供と一緒に車を運転してここから出られるが、
私はここでは運転しきらないだろう・・・
体が緊張する。
もう、この先愛する家族に会えないかもしれない・・・
そのことが頭をよぎる・・・
しかし、勇気を振り絞り一大決心をした私。
夫の静止をを振り切り・・・・
禁断の・・・・下車
野生の動物がいるこの国立公園内で車から出る・・・
（本当に危険ですので皆さんは絶対に真似をしないでください！）
急いで車から降り
枝を道の横によける。
その間２０秒・・・
そして・・・・
無事終了。
車に乗り込んだ。
フ～！！体の力が一気に抜ける・・・
本当に緊張した！
車にいた夫も緊張していたに違いない・・・
このあと無事車は走り出す。
この後開けた場所に出た。
多くのサファリバスがウロウロしている安全地帯・・・
よかった・・・
そしてついに
バッファローを発見！
しかし、このあと、ラッキーなことにホテルを見つけた。
大きなホテル・・・
ホテルの周りは微弱電流の流れるフェンスがしてある。
野生動物は入ってこれない仕組み！
ここだ！
そう思ってこのホテルの中に入っていく。
ホテルの受付に夫が行き交渉する。
値段が馬鹿高くなく、水が普通だったら、決めてよし！
そう話し合っていた私達。
そして、交渉から帰ってきた夫は・・・・ＯＫサイン！
値段も一人1万程度３食付！水は普通の水！
やったー！
これで、やっと国立公園内をホテル探して迷走しなくていい！
このときは本当に救われた気持ちだった。
このあと、また事件が起こるとも知らずに・・・
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